特急【かもしか】


東北に残る貴重な485系特急だった「かもしか」。
(写真:青森駅/撮影:デューク)

●基本データ

登場年:1997(平成9)年
運転区間:秋田〜青森
元使用車種:485系、583系(臨時)

●列車の解説

 秋田から青森間は長い間各方面からの特急列車が青森に至るルートとして使用していた感が強く、列車本数に対して多数の愛称の列車が入り乱れている感が強かった。秋田〜青森間をメインにしていたのは1985(昭和60)年から2年弱の間運転されていた「むつ」くらいであった。

 JR化後も新幹線連絡特急の「たざわ」による出張運転が主力で、それを「白鳥」「つばさ」「いなほ」といった列車が補完していた状態であり、さらには寝台特急の昼寝運用まで利用される状態であった。

 この状態にメスが入るのは秋田新幹線の開業だったが、この際にしばらくの間秋田〜青森間で運転されていた「たざわ」は愛称を「かもしか」に変え、2往復で運転を開始した。「むつ」以来のひさびさの当区間のみを運転する特急の登場であった(1年ほど「たざわ」もそうだったが)。

 2001(平成13)年に「いなほ」のスジ引き継ぐ形で3往復化し(「いなほ」は旧「白鳥」のスジにコンバートされ、旧「白鳥」は廃止)。その後は大きな動きは無かったが、2010(平成22)年12月改正で東北新幹線が新青森まで開業したことに伴い、青森地区の特急網が再編。「かもしか」は秋田以北の「いなほ」と共に「つがる」と改称され、愛称が消滅した。

●ギャラリー


485系国鉄色の特急「白鳥」と並んだ「かもしか」。
(写真:青森駅/撮影:デューク)

青森駅で発車を待つ「かもしか」4号。専用塗装の485系が使用されるが、予備車の関係などで、583系などが代走することがあった。
(写真:青森駅/撮影:デューク)

新幹線開業を前に、在来線ホームも大きく姿を変えた新青森駅を発車する「かもしか」。しかし、新幹線開業後は愛称が消滅。
(写真:奥羽本線 新青森駅/撮影:裏辺金好)

大館駅を発車する「かもしか」2号。もともと13両編成の列車が停車可能だった大館駅の長大なホームに3両編成の特急は何か違和感を感じないでもない。
(写真:大館駅/撮影:デューク)

ごく稀に583系での運転がある「かもしか」。運用に入るとどこからともなく沿線にはファンが押し寄せる。
(写真:秋田駅/撮影:MOTO様 禁転載)

「かもしか」の方向幕。国鉄タイプのレイアウトを踏襲している。
(写真:八郎潟駅/撮影:デューク)    

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