特急【こうのとり】


特急「こうのとり」の運転開始と共にデビューした287系。
(写真:東海道本線 塚本駅/撮影:リン)

●基本データ

登場年:2011(平成23)年
運転区間:新大阪〜福知山・豊岡・城崎温泉
使用車種:287系、289系
元使用車種:183系、381系

●列車の解説

 2011(平成23)年3月12日改正で誕生した特急列車で、改正前に同区間を走っていた特急「北近畿」「文殊」「タンゴエクスプローラー」などを統合、運転区間などを整理した列車である。

 車両は同改正で運行を開始した車両287系のほか、それまで特急「北近畿」などに使われていた183系、特急「くろしお」で使われていた381系が使用されている。

 ちなみに381系については、当初は2011(平成23)年3月改正から5月31日までと、6月3日から9日までは、「はんわライナー」「やまとじライナー」などで使われていた381系国鉄色が使用されていたが、287系の必要車両数を満たしたため運用を離脱し、当該編成は廃車。

 さらに2012(平成24)年6月1日から、特急「くろしお」への287系投入によって余剰となった381系を、国鉄色に塗りなおした上で運用に就かせている。

 しかし、その活躍は長くはなく、683系を改造した289系の登場によって、2015(平成25)年10月30日に定期運転を終了した。

●使用車種&形態紹介




381系置き換えのために登場した289系。元々は特急「しらさぎ」用683系を転用したもの。
(写真:東海道本線 大阪駅/撮影:リン)

特急「北近畿」廃止以降も運用された183系。なお、ヘッドマークは「北近畿」時代と同様のデザイン。
(写真:東海道本線 大阪駅/撮影:裏辺金好)

こちらは183系のうち、非貫通型の先頭車。
(写真:東海道本線 塚本駅/撮影:リン)

287系投入までのピンチヒッターとして381系も使用された。2012年6月1日からは、特急「くろしお」で使用されていた車両が再投入されている。
(写真:東海道本線 塚本駅/撮影:裏辺金好)

183系「こうのとり」の方向幕。
(撮影:裏辺金好)

287系「こうのとり」の愛称幕・行先表示機。
(撮影:裏辺金好)

●ギャラリー


(写真:福知山線 川西池田駅/撮影:裏辺金好)

こうのとり18号(左)とこうのとり15号(右)。
(写真:福知山線 下滝駅/撮影:ひょん君)

(写真:福知山線 谷川〜柏原/撮影:ひょん君)

(写真:福知山線 藍本駅/撮影:ひょん君)

(写真:福知山線 道場〜三田/撮影:ひょん君)  

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