特急【みのり】


485系による特急「みのり」。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:孟保世)

●基本データ

登場年:1997(平成9)年
運転区間:新潟〜新井・長野
元・使用車種:183系、189系、485系

●列車の解説

 1997(平成9)年3月、新潟〜高田で1往復の運転が開始された都市間連絡特急で、485系を使用。

 同年10月に長野新幹線(当時の通称。現在は北陸新幹線)が開業すると、急行「赤倉」を格上げし、新潟〜長野間2往復が増発された。しかし、利用率は振るわず、2000(平成12)年12月2日改正で長野発着の列車について、長野総合車両所の183系・189系を投入する一方、1往復が削減された。しかし、これも長く続かず2001(平成13)年12月1日に長野発着の列車そのものが廃止となった。

 さらに、2002(平成14)年12月1日改正で高田発着の「みのり」が、新潟〜新井を運行する快速「くびき野」へ格下げが実施されて消滅した。

 なお、2015(平成27)年3月14日改正で北陸新幹線(長野〜金沢)が開業すると、特急「北越」と快速「くびき野」を再編する形で新潟〜上越妙高間に3往復、新潟〜新井間に2往復の特急「しらゆき」が誕生しており、実質的な復活を遂げている。

●ギャラリー


短命に終わった「みのり」の中でも、さらに短命の運用だった189系あさま色による「みのり」。
(写真:信越本線 長野駅/撮影:クハ189−501 ※禁転載)

直江津駅で運用を待つ485系「みのり」。
(写真:直江津駅/撮影:与太郎)

419系との並び。特急シンボルマークが無いのは、特急「ひたち」から転用された車両。
(写真:直江津駅/撮影:与太郎)

勝田車両センターに転属した車両が、2003年1月の高尾臨での幕回し中に「みのり」幕を掲出。
(写真:中央本線 高尾駅/撮影:裏辺金好)

ヘッドマーク、行き先表示はステッカーにより対応。
(写真:信越本線 新津駅/撮影:CH ※禁転載)

(写真:信越本線 新津駅/撮影:CH ※禁転載)

(写真:信越本線 二本木〜新井/撮影:リン)

(写真:信越本線 牟礼駅/撮影:裏辺金好)

189系普通「妙高」と交換。
(写真:信越本線 牟礼駅/撮影:裏辺金好)

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