特急【そよかぜ】


(写真:高崎線 上野駅/撮影:daikiti)

●基本データ

登場年:1968(昭和43)年
運転区間:東京・上野〜中軽井沢
元使用車種:157系、181系、183系、189系、489系

●列車の解説

 誕生から廃止まで、夏季の季節特急として活躍した列車。田町電車区の157系7連を用いて、東京〜中軽井沢間で1968(昭和43)年7月20日より運転を開始。翌年夏の運転からは、特急「あさま」の間合い運用の長野運転所181系8連での運転に変更。さらに181系が「あさま」運用から退いた後は、189系、489系などが使用されるようになった。

 1973(昭和48)年からは他の東北・上越・信越特急と同じく、新幹線工事の関係で東京駅乗り入れを中止。上野〜中軽井沢間での運転となった。その後も運転が続けられたが、長野新幹線開業直前の1997(平成9)年8月17日の運転もって、その歴史に終止符を打った。

 なお2003(平成15)年8月30日に「懐かしの特急そよかぜ号」として、リバイバル運転が行われているほか、2012(平成24)年9月8日、特急「そよかぜ」がJR東日本で185系(157系風塗装)を用いて上野〜横川間で1往復、しなの鉄道で189系(旧あさま色)を用いて軽井沢〜上田間で1往復運転されている。

●ギャラリー


189系による特急「そよかぜ」。1977年8月撮影。
(写真:東北本線 上野駅/撮影:ひょん君)

189系による特急「そよかぜ」。絵入りマークが用意されている。1980年2月撮影。
(写真:東北本線 上野駅/撮影:ひょん君)

185系による特急「そよかぜ」。幕回し中に撮影。1985年3月撮影。
(写真:東北本線 上野駅/撮影:ひょん君)

489系による特急「そよかぜ」。
(写真:信越本線 横川〜軽井沢/撮影:haru様 禁転載)

2012(平成24)年9月8日に運転された185系「そよかぜ」。
(写真:高崎線 新町駅/撮影:裏辺金好)

2012(平成24)年9月8日に運転された189系「そよかぜ」。
(写真:しなの鉄道線 上田駅/撮影:裏辺金好)

2012(平成24)年9月8日に運転された189系「そよかぜ」の愛称・行先表示。
(撮影:裏辺金好)

(写真:碓氷峠鉄道文化むら/撮影:裏辺金好)

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