特急【すずらん】

 
札幌から室蘭方面への都市間連絡特急「すずらん」。現在の主力は789系1000番台。
(写真:函館本線 札幌駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

登場年:1992(平成4)年
運転区間:札幌〜室蘭
使用車種:785系、789系
元使用車種:781系

●列車の解説

 札幌から室蘭に至るルートは古くは急行「ちとせ」などによって運転されてきて、国鉄末期には特急「ライラック」によって運転されるようになっていたが、この「ライラック」は札幌を途中駅とする列車であった。

 1992(平成4)年、新千歳空港駅が開業すると、「ライラック」は旭川方面からの空港輸送に従事することとなり、札幌で系統分割されることとなった。ここで札幌〜室蘭間を引き継いだのが「すずらん」であった。この愛称は函館〜札幌間の急行列車に長年使用されていた愛称であった。

 当初7往復でスタートしたが、「北斗」系統の列車増発のあおりを受けて、1994(平成6)年には5往復に減便されている。いまいち影が薄いような状態だ。

 2007(平成19)年10月のダイヤ改正で、全列車781系から785系に置き換えられた。さらに2010(平成22)年12月4日改正で、土休日を中心に設定された特急「すずらん82号」に789系1000番台も運用に入るようになったのを皮切りに、現在では多くの列車が789系化されている、。

●781系


トレインマーク。シンプルながらデザインはなかなか好感の持てるマークとなっている。
(撮影:裏辺金好)

特急「ライラック」との並び。
(写真:函館本線 札幌駅/撮影:裏辺金好)

苗穂駅構内で待機中の「すずらん」。「すずらん」の781系は「ライラック」編成とは別物で、Uシートがないなどの大きな違いがある。
(写真:函館本線 苗穂駅/撮影:デューク)

781系時代の特急「すずらん」。
(写真:千歳線 平和駅/撮影:デューク)

「すずらん」の方向幕。JR北海道の国鉄型車両の標準的な方向幕である。5往復でとくに規則性もない時間に走っているが、一応L特急となっている。
(撮影:デューク)

●785系


(写真:函館本線 新札幌駅/撮影:裏辺金好)

(写真:函館本線 白石〜苗穂/撮影:ひょん君)

(写真:千歳線 苗穂〜白石/撮影:札幌人)

(写真:函館本線 白老〜社台/撮影:裏辺金好)

(撮影:裏辺金好)

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