特急【ゆふ】


JR四国から購入したキハ185系で運転される。
(写真:鹿児島本線 竹下駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

登場年:1992(平成4)年
運転区間:博多〜別府
使用車種:キハ185系

●列車の解説

 JR九州の特急列車で、特急「ゆふいんの森」「ゆふDX」と同じく、博多から鹿児島本線、久大本線を経由して、観光地として名高い由布院、別府へ向かう。

 登場したのは「ゆふいんの森」の3年後の、1992(平成4)年7月ダイヤ改正からで、JR四国で余剰となっていたキハ185系を購入し、キハ58系で運転されていた急行「由布」を格上げしたもの。塗装はJR九州のコーポーレートカラーである「赤」を基調としたものへ大胆にイメージチェンジされ、内装も新車同様にリニューアルされた。なお、キハ185系「ゆふ」運転開始と同時に、同じくキハ185系を使用した豊肥本線の特急「あそ」(現在は「九州横断特急」)も運転を開始している。

 ちなみに、特急「ゆふ」の起源は準急「由布」で、1961(昭和36)年10月に登場。
 前年に登場した、準急「ゆのか」(博多〜日田〜別府〜小倉〜博多を周遊)の増発的な列車として、博多〜日田〜別府〜小倉〜門司港で運転を開始した。そして1968(昭和43)年3月に急行となり、10月に「ゆのか」を吸収して2往復とすると共に、運転区間を博多〜別府とした。

 さらに1980(昭和55)年、急行「西九州」を取り込んで3往復となり、ほぼ現在の形となっている。

●ギャラリー


(写真:鹿児島本線 南福岡駅/撮影:裏辺金好)

(写真:日豊本線 大分駅/撮影:ひょん君)
 

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