快速【きのくにシーサイド】


専用塗装のDE10 1152号機が牽引。
(写真:紀勢本線 和歌山駅/撮影:リン)

●基本データ

登場年:1999(平成11)年
元運転区間:天王寺〜白浜
元使用車種:DE10形(牽引機)、12系・24系

●列車の解説

 基本的には土休日に紀勢本線を中心に運転された臨時快速列車及び車両の名称。

 1999(平成11)年4月29日に南紀熊野体験博にあわせ、串本〜新宮間で運転したのが始まりで、2000(平成12)年7月20日からは和歌山〜新宮間に運転区間が延長。さらに、2001(平成13)年3月3日からは往路が天王寺→白浜、復路が白浜→和歌山と変更されたのち、同年7月20日からは復路も天王寺駅まで延長された。

 車両は南紀をイメージした橙色・青色・灰色に白帯という専用塗装に塗られたDE10形(DE10 1152)と12系、24系を使用し、白浜方からスハフ12 128、オハ25 57、オハ12 228、オハフ13 27という編成。このうち3両を占める12系はクルージングキャビンとして、381系の更新工事で余剰となったグリーン車の座席を転用した4人ボックス席だった。そして、24系(オハ25 57)は大幅な改造が加えられ、展望車(パノラマデッキ)となっていた。

 2007(平成19)年8月25日、26日に「さよならきのくにシーサイド」として串本〜新宮間で運転されたのち、引退している。
 

●ギャラリー


ロゴマーク
(撮影:裏辺金好)

(写真:紀勢本線 和歌山駅/撮影:リン)

12系の車内。
(写真:紀勢本線 和歌山駅/撮影:リン)



元が寝台車の24系とは思えない展望車となったオハ25 57
(写真:紀勢本線 和歌山駅/撮影:リン)

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