快速【南三陸】

   J.N.R./J.R. Special Rapid Service Train "Minami Sanriku"
小牛田駅に入線する南三陸4号。
(写真:東北本線 小牛田駅/撮影:ロクマルサン)

●基本データ

登場年:1988(昭和63)年
運転区間:仙台〜気仙沼
使用車種:キハ110系

●列車の解説

 東北本線、石巻線、気仙沼線を経由して1日2往復運転していた快速列車。東北本線の仙台〜小牛田間はノンストップと思い切った列車で、仙台〜気仙沼地区の乗客の輸送を意識していることがうかがえる。また、過去には大船渡線の盛まで乗り入れていたこともあった。

 最大で5両編成と比較的長編成で運用され、リクライニングシート装備の指定席車両が連結されたり、お盆・年末年始には臨時の増発列車「南三陸81・82号」が運転されたりなど、利用率は好調であったが、2011(平成23)年3月11日の東日本大震災によって、気仙沼線の一部区間が壊滅的な被害を受けたことから、運転されなくなった。

 なお、その後に仙台〜石巻間(石巻線経由)のノンストップの直通快速が誕生している。

○サボ


キハ110系による行き先表示はLED方式となっている。 (撮影:ロクマルサン)

南三陸4号は小牛田駅で増結が行われる。陸羽東線用のキハ110系が連結されることも。
(撮影:ロクマルサン)

2007年までは写真のキハ40系のほか、キハ58系も運用されていた。運転末期、キハ40系は南三陸81・82号で使用されていた。
(写真:東北本線 仙台駅/撮影:デューク)  

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