快速【リゾートしらかみ】


新旧のリゾートしらかみ「ブナ」編成。2016(平成28)年7月9日には青森駅でHB−E300系のお披露目され、新旧編成が並んだ。
(写真:奥羽本線 青森駅/撮影:リン)

●基本データ

登場年:1997(平成9)年
運転区間:秋田〜深浦〜青森
使用車種:HB-E300系、キハ40系

●列車の解説

 秋田〜青森間を五能線経由で結ぶ観光列車(臨時快速列車)。前身と言える列車は、50系客車を使用し、1990(平成2)年から1996(平成8)年まで秋田・東能代〜弘前間で運転された「ノスタルジックビュートレイン」で、秋田新幹線開業を機に、これに代わる列車としてキハ40系を改造して誕生したのが本列車である。

 1997(平成9)年に運転を開始し、当初は後に「青池」編成と呼ばれる4両1編成が活躍。好評だったことから、2003(平成15)年4月に「ブナ」編成、2006(平成18)年3月に「くまげら」編成。なお、「くまげら」運転開始にあたっては、青池編成を3両化の上、余剰となった1両を「くまげら」に転用している。

 2010(平成22)年12月4日改正では、HB−E300系が導入され、2代目の青池編成に。運用を離脱した初代「青池」編成は、1両が「ブナ」編成に再改造されたほか、残る2両は2011(平成23)年から「CRUISING TRAIN」の名称で各地で活躍している。

 2016(平成18)年7月16日からは、HB−E300系が追加導入され、2代目の「ブナ」編成に。これに伴い、2018(平成30)年4月から初代「ブナ」編成は塗装を変更の上、「あきたクルーズ号」として秋田〜秋田港間でクルーズ船の乗客輸送に従事している。
  

●使用車両(キハ40系)


最初に登場したキハ40系「青池編成」
(写真:奥羽本線 五所川原駅/撮影:ひょん君)

続いて登場したキハ40系「ブナ編成」
(写真:奥羽本線 弘前駅/撮影:ネオン)

現在も活躍するキハ40系「くまげら編成」
(写真:奥羽本線 東能代駅/撮影:ひょん君)

●使用車両(HB−E300系)


リゾートしらかみ「青池」編成(2代目)。2010(平成22)年12月の東北新幹線新青森駅開業と同時に、従来のキハ40系「青池」編成と交代する形でデビュー。
(写真:奥羽本線 津軽新城〜鶴ヶ坂/撮影:リン)

リゾートしらかみ「ブナ」編成(2代目)。
(写真:奥羽本線 青森駅/撮影:リン)

●車内の様子(キハ40系ブナ編成)


運転台付近。
(撮影:daikiti)

ボックスシート席。撮影時は背もたれが倒された状態だった。
(撮影:裏辺金好)

●車内の様子(HB−E300系青池編成)


観光列車らしく大型の窓と広いシートピッチになっている。肘掛けには小型テーブルも設置。
(撮影:リン)※以下、すべて

展望スペース。大きな窓で前面・側面とも抜群の眺望を楽しめる。

17インチの液晶モニターを備え、沿線PR用の映像や前面展望カメラの映像が映せるようになっている。


2号車通路。五能線内で海側となる方向にボックス席が設けられている。


●ギャラリー


(写真:東北本線 上野駅/撮影:裏辺金好)

(写真:奥羽本線 新青森駅/撮影:裏辺金好)

リゾートしらかみ4号とリゾートしらかみ5号の列車交換。
(写真:五能線 深浦駅/撮影:ひょん君)

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