超快速「スノーラビット」


北越急行が北陸新幹線に対向すべく登場させた「超快速」
(写真:信越本線 直江津駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

登場年:2015(平成27)年
運転区間:越後湯沢〜直江津
使用車種:HK100形

●解説

 2015(平成27)年3月14日の北陸新幹線金沢開業に伴い、北越急行経由で越後湯沢〜金沢間を結んでいた特急「はくたか」が全廃されたことに伴い、優等列車を失うことになった北越急行が起死回生の切り札として1往復を登場させた快速列車。日本で唯一の「超快速」を名乗り、列車名は北越急行681系・683系の通称であった「スノーラビット」を名乗ることに。

 普通列車用のHK100形を使用するため、流石に最高速度は160km/h運転では無く110km/hであるが、越後湯沢を出ると直江津駅までは十日町駅以外停車しないため、北越急行線内では表定速度は99km/hという速達性を誇る。このため、従来の「はくたか」にも同区間で肉薄する速さで、直江津を基準に考えた場合では北陸新幹線上越妙高駅で東京駅へ向かうよりも、スノーラビットを利用して上越新幹線に乗車した方が運賃・所要時間ともに軍配が上がる結果となっている。

 なお、午前中に運転される直江津行きの「スノーラビット」は、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに普通列車として直通し、新井駅まで運転されている。

 2022(令和4)年3月12日改正で、越後湯沢発新井行きの1本のみの運転へ縮小された。

●ギャラリー




愛称表示。何と言っても「Cho」の表記が面白い。
(写真:信越本線 直江津駅/撮影:裏辺金好)



種別表示。英語表記はまさかの「Cho Rap」。
(写真:信越本線 直江津駅/撮影:裏辺金好)



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(写真:信越本線 直江津駅/撮影:裏辺金好)

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