MT54型電動機を乗り継げ!信越・上越鉄道旅行


○プロローグ

 今回紹介します、この旅行。
 この時期、ちょうど心の風邪を引いている時期で、なにか昔熱中した事や、気分転換になる事をするように勧められそれならばと言う事で、485系に乗りたいなと思い、時刻表を調べ始めたのがきっかけ。どうせ乗るなら、既に少数派になっているMT54型電動機を採用している車両を乗り継げるだけ乗り継ぐ事と、青春18切符で乗車出来る列車をセレクトする事に。
 とはいえ、どの485系に乗るかかが問題。快速「ムーンライトえちご」はたしかに485系ではあるが、夜行でかつ近距離の為、もてる高速性能を堪能できそうにない。もう一つは快速「くびき野」があるが、ダイヤ上乗れる列車が新潟発だけとあってこれではどこかで1泊しないと帰ってこれないし、宿泊代がもったいない。

 なにか、良い案はないかと色々時刻表をめくっていると、中央線に快速「ムーンライト信州」なるものが金曜夜に出る臨時列車として設定されていたことに気づきました。これなら、松本で下車し長野経由、新井乗り換えで「くびき野3号」に乗車でき、かつ北陸の特急並みのダイヤ設定となっているので、高速性能を堪能出来る!と言う事で、まずはみどりの窓口に行ってムーンライト信州の指定席が取れるか確認した所、見事ゲット!後の計画はさておき、出発日が決定しました。 (旅行者:daikiti)

○八王子にて


 さて2007年3月23日(金曜日)夜に横浜線相模原駅を出発。青春18切符は0時にならないと使えない為、とりあえず八王子までの切符を購入し、八王子駅に向かいます。八王子駅ではブルーサンダー率いる貨物列車が何本か通過していきました。


 当時は当たり前のように見られた201系。

○第1ランナー 快速「ムーンライト信州」(189系) 八王子0:50(所定は0:40) → 松本4:32


 さて、この時間帯の中央線は乗り遅れの無いように各駅で配慮されているようで10分ほどの遅延が発生している模様。乗車予定の快速「ムーンライト信州」もスジに押されて到着しました。

 乗車した車両は今回の目的どおりM車ではあるが案の定、快速とは名ばかりの鈍足ぶりで、モーターの音はかすかに聞こえる程度。反面揺れは少なくノリゴゴチは至って良好。ただ、シートピッチが狭くなかなか眠れない。隣の席はどうやら開いているようなので、とりあえず割り切って隣も使わせてもらいしばしの睡眠にと思いましたが・・・どうも興奮しているようで、なかなか寝付けない。


 結局、何回かウトウトしたようですが殆ど睡眠出来ずに松本に到着。上写真は途中の塩尻駅で撮影したもの。

○松本駅で撮影した列車たち


 松本駅では同じ志しをもった同士?が沢山降りておりホームは撮影のフラッシュが多数見受けられます。ふとムーンライトを尻目に隣のホームに目を向けると湘南色のクモヤ143形が停車していました。それを悠々自適に撮影していると何人か気づきそこも人だかりができたので早々に改札に向かうと、どうやらこの駅には暖のとれる待合室が無いようで(旅行当時)、小1時間寒い中待つ事になりました。







 そして、順々に辰野行き各駅停車、八王子行き各駅停車、信濃大町行き各駅停車が発車した後、長野行き各駅停車が入線しようやく温かいシートに座る事ができました。

○第2ランナー 篠ノ井線普通(115系) 松本6:20 → 長野7:40

 車両は115系、当然のようにM車を狙いますが4両共にM車(モーター車)のようである。クモハ+クモハ×2編成のオールM編成という強力編成。こんな存在をこの日まで全く知らずちょっと得した気分に。途中、スイッチバック区間を通過し景色を楽しみつつ、ここでさらに発見。長野発松本行き各駅停車にE257を使用している各駅停車があった! 

 残念ながら撮影出来ませんでしたが、お得な列車としていずれは乗ってみたいと思います。

○長野駅で撮影した列車たち




 ここで撮影出来るの時間はあまりないのですが、しなの鉄道115系やJR東海の383系特急「しなの」などの撮影を一通りこなして、189系普通「妙高」号に乗車します。

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