2008年8月23日〜9月4日 総移動距離8000km!東北・北海道の旅

〇8月25日

〇第28ランナー 東北本線快速「アテルイ」(701系) 水沢6:57 → 盛岡7:48


 本日最初の列車は快速「アテルイ」。平日朝に水沢→盛岡の下り1本のみ設定されている快速列車で、これに乗るためにわざわざ水沢区で一泊したというわけです。

 水沢を出た時点では座席が7割ほど埋まる程度でしたが、駅に停まるごとに乗客が増え、最終的には首都圏の通勤電車の如き混雑に。終点の盛岡かその1駅前の仙北町までほとんど誰も降りなかったというのも、通勤・通学を意識した列車ゆえでしょう。

〇第29ランナー 田沢湖線普通(701系) 盛岡9:46 → 雫石10:06

〇第30ランナー 田沢湖線普通(701系) 雫石10:29 → 盛岡10:45


 「アテルイ」のために盛岡まで来たのはいいものの、この後の山田線への乗り継ぎまで3時間ちょっと時間が空いてしまうため、田沢湖線で雫石まで往復することに。とは言え、これへの乗り継ぎも2時間近く待たされることに。改札を出てIGRいわて銀河鉄道の改札までの道を確認したりマンホールの蓋を探したり…。そして発車40分ほど前からホームにいた雫石行き電車にさっさと乗り込みパズル雑誌とにらめっこ。

 さて、雫石駅は宮沢賢治ゆかりの地ということで駅舎もお洒落に作られています。また、地元の特産品を販売しているところも併設されています。

 雫石まで往復するのに乗車した701系5000番台。座席配置が特徴的な車両でした。

〇第31ランナー 山田線快速「リアス」(キハ110系) 盛岡11:04 → 宮古13:03


 盛岡に戻り、今度は山田線へ。数少ない宮古への直通列車である快速「リアス」です。山田線は途中の茂市から分岐する岩泉線ともどもJR東日本でも指折りの閑散路線で、移動手段では自家用車や高速バスが完全に圧倒しているようです。

 雨は小降りとなっていましたが、川面から霧が上がり何やら幻想的な雰囲気に。というか何もない山奥に線路だけ通したというような感じで、列車もそんなに速度を出して走行していないようでした。

〇第32ランナー 山田線普通(キハ100系) 宮古13:06 → 釜石14:17


 三陸鉄道北リアス線が接続する宮古駅で乗り換え。小型のキハ100系2両が待っていました。
 途中には本州最東端の駅の岩手船越駅がありました。と言っても写真のような案内板が立っているだけで、無人の簡素な駅でした。

〇第33ランナー 釜石・東北本線快速「はまゆり6号」(キハ110系) 釜石14:22 → 盛岡16:34


 北海道を目指す人が山田線に入った時点で大体想像は着くかも知れませんが、山田線と釜石線を快速2本でループ乗車しようという計画です。つい最近まで「陸中」として残っていた貴重な昼行急行でしたが、今は快速格下げとなってしまった「はまゆり」。それでも「陸中」仕様の車両が使用されるなど扱いは一歩上と言ったところです。

 しかしここでも雨。陸中大橋駅と上有住駅の間にあるオメガの字の形をしたループ線は確認できたものの、景色を楽しむ気にもなれず、ただ盛岡に戻るのみでした。

〇第34ランナー いわて銀河鉄道・花輪線快速「八幡平」(キハ110系) 盛岡16:44 → 大館19:16


 5時間ぶりに戻った盛岡では10分の乗り継ぎ。ここでIGRのホームに移動し快速「八幡平」へ。普通なら花輪線との分岐駅の好摩までに運転区間が短縮されそうなところですが、転換後も盛岡まで乗り入れています。

 さて、東北まで来ると中国地方の家とは根本的に作りが違いますが、花輪線沿線、特に県境付近の集落では薪を焚くかまどから伸びる煙突と、薪を大量に納めた小屋が各家庭に見られました。周囲にこれでもかと言うほど森林があり、見るからに林業で成り立っていそうな地域だけに石油なんかよりよほど効率が良いのかも知れません。

 3時間ほどの乗車で大館に到着。列車本数の少なさが際だつ奥羽本線ですが、今回も例に漏れず2時間弱ほど待つことに。駅周辺に何か無いかと駅待合室の地図を見たところ、小坂製錬小坂線の線路があるため見に行くことに。

 小坂製錬小坂線は自社の製錬所で製造した濃硫酸などを出荷するための貨物線でしたが、今年3月に事業を休止しています。一応は休止のため線路は残されていますが、踏切の設備などは撤去されており、このまま廃線になりそうな雰囲気でした。

〇第35ランナー 奥羽本線特急「いなほ7号」(485系) 大館20:58 → 青森22:01


 ここで青春18きっぷは終了。大阪行き「日本海」とほぼ同時にホームに入ってくる「いなほ7号」に乗車。これにより青森で乗り継ぐ「はまなす」との乗り継ぎ時間の確保と「はまなす」の急行・指定席料金の半額割引とが出来ます。

〇第36ランナー 津軽海峡・函館・室蘭・千歳線急行「はまなす」
           (ED79形&DD51形+14系・24系) 青森22:42 → 札幌6:07


 最北を走る急行列車として、そして座席車と寝台車をともに連結する夜行列車として、北海道入りする際には絶対に乗らなければならないと決めて旅程を考えてきました。「いなほ7号」で確保した時間でじっくり撮影して回ります。

 今回は、指定席料金で横になれる「のびのびカーペットカー」に乗車します。枕と毛布が備えられており、頭の部分だけではあるものの隣との仕切もあるので快適です。ただ、大柄な人は足がはみ出してしまうかもしれません。

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