2009年1月10日〜12日 荒天!好天?予定は未定のドタバタ旅行記 - 日本の旅・鉄道見聞録

○第5ランナー 秋田新幹線こまち1号(E3系) 仙台8:38 → 秋田11:01(所定10:54)


 窓からの眺めは晴れ。素晴らしい好天に見えるが風は強いようです。携帯で遅延情報をチェックすると五能線も間引き運転とか・・・(間引きするほど本数がないような気もするけど)。それはさておき、この列車はホントに速いですねぇ。盛岡まで1時間せず到着するのには驚きました。


 しかし、もっと驚いたのは、前日の荒天の割には雪が全然ない!ここまで北上して雪が無いとは、やはり温暖化の影響か?と考えずにいられません。さて、これより秋田新幹線・田沢湖線へ入ります。


ヘリコプターのような雲

ようやく雪国らしくなってきました。



山岳地帯に入ってきました。

なかなか眺めがいいです。

 話は元に戻り盛岡からは田沢湖線を通り秋田へ向かいます。空模様は好天(晴天)。山肌に残っている雪に朝日が反射してまぶしいくらいです。田沢湖駅に到着した時に、本日のトラブル発生!!

 秋田発の『こまち』が強風の影響で遅延している模様。田沢湖駅で暫く待機しているとする事に。
 しかし、ここもまだ好天です。列車が遅れるほど酷いってどんな天気だろうと思わずにはいられません。そこに、秋田からやって来ました。たしかに車両には雪や氷びっしりこびり着いており、乗客はみな『うわぁ、こりゃひどいわぁ』と口々に言っていました。とても田沢湖駅の天気からは想像もつかない世界でした。


まだまだ好天です

やってきた新幹線のサイドは氷がびっしりと! でも写真ではその凄さが伝わりませんね・・・。

このマスクを見た乗客はみな驚きを隠しません。  さらに列車は進み、角館あたりから、突然あたりは真っ白、視界は100m前後と思えるくらいの荒天(吹雪)です。車の運転なら確実に躊躇する視界。もうここは新幹線を信じるしかないです。




写真にならない位もっと視界が悪かったです。

大館駅の列車達  大曲に到着した時辺りのローカル列車たちもびっしり雪がこびり付いています。雪は重力を無視して真横に吹っ飛んでいる感じで圧倒されるままです。しかし、『こまち1号』は遅れてはいるものの徐行運転などせずしっかり秋田に到着してくれました。


 遅延しているのはわかってましたが、『こまち』初乗車のなので写真をマッハで撮影(指定が先頭車で良かったです)しダッシュで『リゾートしらかみ』のホームへ向かいます。乗り換えルートには駅員さんがいてしっかりと誘導してくれたお陰で、迷わずホームへ向かう事が出来、ホームで売っている駅弁のみを購入。写真を撮る間もなく乗り込み発車です。(今回の旅はホントによくダッシュします)


 急いで購入した駅弁がこちら。

○第6ランナー 奥羽本線・五能線快速「リゾートしらかみ」3号(キハ40系) 秋田11:05 →弘前15:50 


 この車両自分も全く素性がわからないので、息子から色々質問されてもまったく答えられません(所長注:国鉄型気動車であるキハ40系を改造したものです)。しかし、最近の気動車のような加速はせず一世代前の気動車にエンジンを変えたような印象です。妙にターボの音が耳につきました。

 ただ、息子はこの列車に約6時間乗り続けなければならない事に気持ちが参っているようでしたが、その気持ちとは裏腹に天気は徐々に安定してきておりいつの間にか雪はやんでいました。



 東能代で進行方向が変わり、今まで最後部だった車両が先頭になります。ここでみんなシートの向きを変えます。また、初めて見る除雪車がいました。





 乗車したのは、こんな車両でした。







 ここから、息子の反応がかわりました。もともと車窓好きな所に乗っている車両が先頭になり、運転席が丸見えのこの列車。早速運転席の後ろに陣取りじーっと見ています。他のお客さんともお話をしたり、まったくフレンドリーな息子である・・・。





 あきた白神駅を過ぎて、室内照明が代わり岩館駅を過ぎて絶景ポイントで徐行運転をすると、乗客は歓声と共に一斉にシャッターを切ります。自分も例外無く色々撮影します。


荒天ゆえの迫力!


 息子はというと日本海の荒波とその照明をみてテンションマキシマム。この特等席からなかなか離れません。天気的には強風吹き止まぬ荒天!海は見事なシケっぷり。でも、ここではこれがまさに好天です!海は荒れて何歩!って感じです。

 写真は撮っては見るものの、その迫力はとっても伝えられません。ここは某氏の言葉を借りるならば『行けばわかる!肌で感じる!』という言葉が最も適しているようです。リピーターのご夫婦の方曰く、もっと海が荒れると凄いのよ!っておっしゃっていましたが、これでも十分凄いと思いました。


深浦駅での交換





運転士さんの景色を楽しんでいるのでしょうか。


 千畳敷駅では10分停車します。車内アナウンスでは『ぜひ千畳敷海岸を散策してきて下さい。7分経過したら汽笛でお知らせします』と言うサービスも!でも、出たは良いですがホームがとっても滑る状態で、しかも「素晴らしい」荒天。 強風と地面の凍結で吹き飛ばされそうです。


駅の脇にはこんなに氷柱が!

 こんな絶景なら寒さも我慢出来るかも!(短い時間なら・・・)。車内に入ったらなんと温かい事。まるで天国です。



 鯵ヶ沢駅付近からは雲の中から岩木山が見え隠れしてきます。また雲の切れ間から西日が差し込んできてとても幻想的な風景です。息子も写真撮って撮って!とせがみます。荒天の中を走り抜けた車両を祝福するかのような車窓はとても印象的でした。

 五所川原ではえらく混んでいます。どうやら『リゾートしらかみ』同士の交換があるようです。駅で待っていたお客さんは反対側の列 車に乗り込んでいきました。


雲の合間から日差しが差し込みます。





 程なく川部駅へ到着。息子は、やはり雪が珍しいらしく何処にいっても雪で遊びます。ここでまた方向転換し終着駅の弘前へむかいます。6時間近く乗ると聞いてちょっと参っていた息子ももう降りるの?また乗りたい!と相当インパクトの強い思い出を作れたようです。

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