所長・デュークが少し邪魔するdaikiti親子の東日本ジグザグ紀行

○第14ランナー 東北新幹線「はやて」 東京6:00→仙台7:45


 ここからは、何に乗ろうかなってまだ迷っていたのですが、土日切符の指定席権利があと1回のこっているし、なんでも良いかなって思った所に、はやての指定がまだ余裕で余っているようで、これは東北新幹線最速の列車に一度は乗っておくか!って言うことで見事指定席ゲット。予定を大幅に前倒しになるのですが、乗れるなら、乗っとくべぇ〜と言うことで、ここでも無駄にダッシュして新幹線の先頭へ向かい記念撮影。



 このはやては、臨時と言うこともあり上野にも止まるようで都心部は普通なんですが、大宮を過ぎると次は仙台とはやり早いです。仙台まで2時間かからないなんて、昔の在来線特急時代には考えられないスピードです。少しウトウトし始めたら、息子から寝るな寝るなと起こされてしまいました。(息子よ、サンキュー!)

ある意味、福島までは息子も通い慣れたルートなのですが、駅を通過する時に今どこ?早いねぇ。とか、あの山が噴火したら。。。(またか。。。)なんていう会話をしながらあっという間に仙台に到着です。

 ここで、何をしようかなぁって全然考えていなかったので、とりあえず、乗ったことの無い仙石線にでも乗ってみるかと言うことで、またまたダッシュを決め込むことに。

○第15ランナー 仙石線普通(205系) 仙台7:52→東塩釜8:22


 ここは、交流電化の東北地方のなかで唯一、直流電化されている区間で車両も地元を走っている横浜線や南武線なんかと同じような車両が走っています。自分的にはあまり興味は無かったのですが、息子的には面白かったようです。

 それは、ドアの開閉が自分でやらなくてはいけなくて、入る時に息子に扉をあけさせました。そのときの顔と言ったら、もう満面の笑みです。例外無く先頭車両へ行き車窓を楽しみましたが、途中まではトンネルの中を走っているので、これがまた新鮮だったようです。

 地上に出てからも、対抗する列車の色がちがうのがなんで?とか、仮面ライダーの絵が書いてある(多分マンガッタンライナー?)をみて、あれなに?とか質問攻めにあいますが、わからんもんはわからんと相変わらずの会話です。そして、どんどんお客さんが減って行き、そのうちに他の人が降りた後の開いたままになっている扉をわざわざ締め始めました。(一応他に降りる人がいないのを見ているようです)多分、気分は車掌さんか何かになりきっていたのでしょうね。。。






 そして、乗っている電車の終着駅、東塩釜に到着です。

○第15ランナー 仙石線普通(205系) 東塩釜8:25→あおば通り8:57


 この列車も先頭に乗り、お客さんが少ない頃はドアをしめて楽しんでいましたが、3〜4駅目からはホームの乗客も増えて来たので、もう混んできたからダメと言ってからは普通に乗っていました。で、一応終点まで行こうかなと思って終点まで乗車。。。

 ここで、せっかく仙台にきたのだからと、色目を出したのが失敗の始まりというか、伊達政宗の銅像をみていこうかなと思って何も尋ねず、観ずその方向と思われる方へ息子とテクテク歩いて行くと行けども行けどもお城なんて見えてきません。9:23分頃に広瀬川の桜ヶ岡公園までたどり着いたのですが、このまま見に行くと帰りの列車に乗り遅れるので、仕方なく断念してバスで仙台駅まで戻ることにしました。。。(反省)


9:40頃には仙台駅に着いたので、ここで、実家と家にお土産と、帰りの列車で食べる駅弁を購入。もちろん仙台=タンなので、それに因んだ物をかいます。


そして、いよいよこの旅のメインイベントの列車に向かいます。と、行っても素直に向かうのではなく、まずは撮影するため、隣のホームへ向かい記念撮影。


そして、息子にこれに乗るよ!って告げると、『やったー!やったー!』と素直な反応!やはり、子供の図鑑にのっている車両に乗るのは息子的にもうれしいようです。

○第16ランナー 常磐線特急「スーパーひたち」(651系) 仙台10:21→上野14:35


 自分もこの列車に乗るのは初めてで、最初に旅を企画していたとき(583系への乗車を決める前)は、一番楽しみにしている車両でした。いわきまでは4両と短い編成ですが、その先上野までは7両増結して11両というまさに特急らしい堂々の編成となります。しかも、後ろから2両目の一番後ろの席を確保したのでこれまた楽しみが膨らみます。


 そして、程なく発車します。長距離列車では定番の発車後1ノッチを入れ動き出した後、すぐさま楕行に入り、ブレーキの引きづりを確認。そして、本格的な加速に入ります。思った程加速度は強くなく?案外拍子抜け?加速でいったらスーパーあずさの方がダイナミックな加速をするような気がしました。


 東北本線内は線路も良く、揺れも少なくいい条件が揃っているのもあるのかなと思いながら、車窓とシートを楽しみます。
それにしても、この車両のシートはなかなか良くて、夜行でのった485系の半室グリーン車のシートと変わらないくらいリクライニングするし、シートの厚さもどっしりしていて満足度はスゴク高いです!

 常磐線内に入ると、単線になり線路の状態も悪くなって来ているにも関わらず、しっかりと台車がそのショックを吸収しているのがわかるのが面白いです。ですが一番のポイントはロングレール化されていない線路です。この線路のお陰で、ジョイント音がかなりの区間で堪能できます!これは実に良いです!いかにも列車の旅をしているっている感じが出てきます。



 また、常磐線は海沿いを走る区間や、広大な田んぼの中を走行したりと景色の変化にも富んだ路線で息子的にも満足度が高いようです。


 上野口では見られなくなった415系1500番台とも対面。


  いわきで前7両を増結していよいよ11両での運転です。そして、カーブにさしかかると、見えます見えます!車両の先端が見えます。そして、高速のジョイント音。もう思わず『ク〜っ』って行ってしまう程子供そっちのけで楽しんでしまっています。ま、子供も一緒に同じように車両の先端を眺めております。


 暫くして、息子は流石に疲れた様子で、ウトウトとしたかと思うと寝てしまいました。そして、自分も、高速のジョイント音、車窓、良いシートがあいまっていつの間にか眠ってしまいました。気がついたら取手あたりを走行しています。おやおや随分寝てしまったなぁと思いながらも残念な気持ちにはまったくならずなんとも満足感でいっぱいでした。


 そして、定刻通り上野に到着です。最後にまた記念撮影してスーパーひたちにお別れし、今回の旅の終着地へ向かいます。いつもなら、東京から中央線というパターンですが、今回は京浜東北線を使って川崎まで向かいます。

○第17ランナー 京浜東北線快速(E233系) 上野14:42→川崎15:10

○第18ランナー 南武線各駅停車(205系) 川崎15:16 →稲田堤15:49



 ここから、実家へ向かい今回の旅は終了です。
 今回はあけぼのがとれず考えた末、ムーンライトを使うことになったのですが、やはりこの列車を使うのは、この後が入っていないとかスケジュールに余裕が有るほうがいいのかなって思いました。でも、旅の前半は所長さん、デュークさんとご一緒させてもらい、多人数での旅も堪能できたし、満足度の高い旅ができました。
 さ〜て、次はいついけるのかなぁ。。。

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