▼12月27日

○第4ランナー 東海道本線 普通 大垣6:05→岐阜6:17

○第5ランナー 高山本線 普通(キハ40系) 大垣6:54→高山10:10


 この時期外で待っていると寒いので待合室で座っていると、乗車予定の乗り場に人が増えて来ている・・・。これはマズいと言うことで寒い中みんなで頑張ってホームで待つ事に。そして、入線したのはキハ48の2両編成。座席が多いせいか結構並んでいるとおもった乗客はみんな座れてしまいました。

 子供たちは、これだけ古い気動車は初のようで(といっても昭和55年製ですが)ちょっと引き気味です。うちの息子も、今まで乗っていたのは車両は古くてもアコモ改善済みや大幅な改造が加えられた車両が多く、ほとんど素の状態の列車は無かったような気がします。




 それでも、走り始めたらそんな事は関係なく車窓に現れる名鉄の線路を見たり、駅名をネタに冗談を言ったり。

 美濃太田を過ぎたあたりから車窓には川がみえてきてその姿に素直に反応していました。そんな事をしていると列車は『下呂』に到着して子供たちはその読みに『ゲラゲラ』笑って冗談も止まらなくなってきて、しまいにはお下劣な方向に話が進んできてしまったので、そこでストップをかけましたが、思い出し笑いが止まらない様子。。。

 少し先に『上呂』という駅があったので、この駅の読み方でみんなで想像したり(『じょうろ』でした)、2人では味わえない旅の楽しさがありました。



 更に進むと車窓には雪が見え始め、Y君は雪をみてはしゃぎだしました。うちの息子は今まで何回も見ているのでそんなでもないですが、やはり、普段見慣れない物を見ると、子供の反応は素直です。





 そして高山に着くと、列車の接続の都合でこの列車を一旦降りる事にしました。


 次の列車まで約2時間あるので高山の町並みを散策する事にしました。
 今までの旅だと、乗り換え時間を最大60分を目安にしていたのでなかなか駅の外にでて散策と言う事が出来なかったのですが、
今回は倍の時間があるので、歩く事にしました。

 私自身は高山の町は2度目です。前回は車で来てしかも12年前の出来事。町並みも相当変わって。。。な〜い!!当時行ったお店や家具店がしっかり残っています。宿泊した宿は名前が変わっていたのですが、まるでタイムスリップしたような感じです。


 アーケード街では新年の準備が進んでおりそして半分くらい年末年始のお休みに入ってしまっているようでひっそりしていました。また、ほとんどのお店の開店時間が11時となっていて早昼と思っていたのですがここはもくろみが外れました。

 しばらく歩いていると朝市がやっていてたので、もれなく見て行く事に。自分も初めてだったので新鮮ですね。子供たちもお祭りでないのに露店がでている事にビックリしている様子でY君はここでお土産を買っていました。(自分たちはお土産なんで買った事無い。。。エライ!)


 それでも、お腹がすいて来たので、駅に戻りながらお店を探す事に。
 子供たちが『この場所の有名な食べ物は?』って聞かれるので『高山で有名なのはラーメンでしょ』って事でラーメン屋を探す事に。うちの息子は最近味噌ラーメンが好みのようで『味噌ラーメン』ある?って聞いて来るので『残念ながら高山は醤油だろ』って答えると『え〜味噌ないのぉ〜』ときたもんだ。

 すかさず『いいから、だまされたと思って醤油ラーメンを食ってみろ』って事でやっているラーメン屋を見つけたので早速入店しました。頼んだのは3人とも『ネギ醤油ラーメン』。ラーメン通ではないのですが、いわゆる昔ながらの素朴な醤油味。麺も比較的細めですが、しっかり味がしみ込むと言うのか3人とも完食しました。



 で、でも、3人ともラーメンだけでは足りなかったようで、子供たちは焼き団子。自分は『牛しぐれ弁当』を買っていざ、次の列車に乗り込みます。


○第6ランナー 高山本線 普通(キハ40系) 高山12:00→猪谷13:01



 列車はおなじくキハ48の2両編成。そこそこの乗車率で空いているシートは少なめです。雪は初めはふったりやんだりですが、一駅進む毎に雪の量が多くなり運転席後から前方を見ると線路が雪で埋まってしまう程に。。。


この辺りから、子供たちは騒ぎ始め、
子供:『ねぇ、この電車脱線しないの?』
自分:『線路があるから大丈夫』
子供:『でも、線路ないよ』
自分:『雪でみえないだけ』
子供:『電車止まらないかなぁ?』
自分:『このくらいならまだ大丈夫でしょ』
子供:『スゴイ!電車の横から雪が出てる!』(スノープラウではじき出された雪を指しています)
自分:『たしかに、これはスゴイかも。。。』
と言う感じで、他の乗客がいつの間にかいなくなったのを良い事に、前で見たり、右で見たり、左で見たりあちこちで、窓の外を見続けました。




 そんなこんなしているうちに、終着駅の猪谷に到着しました。


 なんともこじんまりした寂れた駅だなぁと思いましたが、後で思い出しのたのですが、神岡鉄道がここから分岐していたのですね。待合室に一旦引き上げ、時刻表を眺めると一つ疑問。ホームは島式1面。富山方面の普通列車の発時間と名古屋方面の特急の発時間が被ります。

 1面は先程乗って来た普通列車がエンジンを止めた状態で待機しています。って思っていたら、その普通列車の先に富山行きの普通列車が単行で富山からやって来ました。これで納得です。



○第7ランナー 高山本線 普通(キハ120系) 猪谷13:43→富山14:33

 富山行きの普通がやってきたので、早速ですが乗り込む事にします。
 なんともこじんまりとした小さな気動車で、自分的には昔読んだ『機関車やえもんのレールバス』のような気がします。発車する時は座席が半分くらい埋まった状態だったので、車両のサイズは納得がいきます。


 この辺にくると、自分も眠気の限界がやって来たようでついついウトウトとしてしまいますが、子供たちが『寝るな、寝るな』と起こしてくれます。まったく子供たちは元気なもんだと思いながら、また逆にせっかく起こしてもらったのだからしっかり車窓を眺めます。

 富山に近づくにつれて、雪も少なくなり(と言っても多いのですが、、、)晴れ間もみえて来ました。


 富山駅到着〜。