2012年5月15日・16日 久しぶりに鉄道だけ狙いに行った関東遠征

〇撮影&執筆:リン

 最近は首都圏に出向いても他の用事があったりであまり鉄道を撮影できていなかった気がするのですが、今回の連休は誰にも遮られることなく徹底的に撮影に興じる覚悟で乗り込んでいます。

 東京に到着しそのまま上野に向かい、E657系やカシオペア・北斗星の到着を撮影。




大宮駅で南武支線の205系。




ドン曇りだったので安中貨物は北上尾で手軽に済ませました。でも編成全体が収まるマトモな撮影はこれが初めてだったりします。

 あまぎ色185系による特急「草津」


あとは大宮で185系の湘南色ホームライナーなど。

上野駅へ。


 再び大宮へ。



 ホームライナーなどを撮影しつつ時間をつぶし、「あけぼの」でフィニッシュ。

 グリーン車に揺られて熊谷へ。今夜の宿はここの駅近くにあるホテルです。と言っても、22時30分にチェックインし翌5時20分にはチェックアウトという、ちょっとよく分からない宿泊。
 わざわざ熊谷なんぞに宿を求めたのは翌朝の↓これのため。

 高崎線内で綺麗に撮影できるのは今の時期だけ。ましてや昨今の状況次第では来春に消えるというのも冗談ではないレベルの話になってしまう存在です。
 熊谷駅から大宮方面へ徒歩25分ほど、田んぼ脇の農道から撮影できます。先客2名と一緒に撮影させていただきました。前日の天気が雨だったので、曇りなら行田なり宮原なりに行こうと思っていたのですが、結果は最高の光線でした。
 ちなみに1053号機はEF64ラストナンバーであり、国鉄最後の新製直流電機でもあります。

 熊谷に戻り、普通電車で大宮に向かおう…と思った時、「私にいい考えがある(CV:コンボイ司令)」と頭の中でひらめき、特急券を購入し新幹線ホームからE1系のMaxたにがわに乗り大宮へ。

 そのまま新幹線ホームに居座り、新幹線の撮影へ。
 大宮から入場券で行こうとするといちいち改札を出なくてはならず、またこの時間帯なら完全順光で撮影できるということで、咄嗟に思いついたにしてはなかなかの良案だと個人的には思っています。朝ラッシュ時は貨物動いてないですし。
 まずは、E2系あさま


 何本か撮影しているうちに仙台始発の「はやぶさ2号」もやって来ました。「はやて」運用だと後ろにE3系がぶら下がってたりしますが、単独編成の方が嬉しいですね。格好いいかは別として。個人的にはE2系が好きですねえ。



今度は大宮駅で255系に出会いました。

 215系も。




 その後、埼京線経由で武蔵野線に移動し、205系むさしの号、EF510やEF65の貨物を撮影しつつ西に移動し、「むさしの号」でダイレクトに立川へ。さらに乗り換え日野へ。
 ここにE655系が回送でバカ停をしているはずなのですが、島式1面2線でどこに…と思ったら豊田方にいました。

 折り返し用としての用途が多そうな気がしますが、凄いところに中線のある駅なんですね、日野って…。


 これを国立で撮影し、後続の電車で新宿へ。時間的にギリギリなEF65牽引の2077レを狙いますが、新宿駅構内で隣の線路を通過していく2077レ…。まあ、更新色かつ1089号機改め2089号機や1127号機でなかったようですし、諦めはつきましたが。

 仕方ないので埼京線で北上し赤羽で乗り換えて西川口へ。先ほどのE655系が東大宮で折り返し上野→尾久へと向かう行程だったので、これを狙います。到着後すぐに貨物線を215系が通過。昨日大宮にいた編成の出場回送でしょう。普段もあまり撮影しないだけにこれはありがたい。
 で、肝心のE655系はと言うと…。


Oh… orz
 国立で綺麗に撮影できているので後悔はありませんが、やっぱり狙った以上モロ被りは厳しいですな。


 ここからは昨日とよく似た動きということで、昨日は天候不順のため新秋津で狙った2095レ、配6794レ、4074レの3本の貨物を西浦和で撮影。3本とも1本ずつ普通電車を挟んでやって来る高効率さ、2095レは海上コンテナとタキ返空という変わった編成、配6794レと4074レはEF65牽引ということでお昼のメインディッシュです。

 4074レはEF65 1074牽引。構内のシーサスクロッシングが撤去されてだいぶ経ちますが、個人的にはあった方が良かったですね。構図の良いアクセントでしたし。

 武蔵浦和から埼京線で大宮に戻り、ここで一旦改札を出ます。そして、駅から北へ向けてウォーキングを開始。大宮総合車両センター脇をずーっと歩き、鉄道博物館が見えてきた辺りでこれを敷地外の公道から撮影。

 朽ちるに身を任せるばかりという雰囲気満点のガスタービン試験車。高崎線の車窓からチラッと姿が見えたので撮影しに行ってみました。奥にいるのはクモハ300-4ですが、それと比べても際立つ低屋根。前面が見えなかったのは残念ですが、未だに形が残っているだけでもありがたいというもの。

 鉄道博物館とかに収蔵するにしても3両1組の連接車では場所を取る上に、歴史から見れば異端の存在と言うことでなかなかこれ以上の保存は難しいでしょう。もしガスタービン車が一般に普及していれば、それの記念碑的な扱いとしてもうちょっと違った処遇だったろうとは思います。
 それにしてもここ、ニューシャトルの鉄道博物館駅から歩いた方が近いんですね。まあ、EF58の生首とかも見れたんで延々歩いた甲斐はありましたが。


 キハ391系を撮影しに行った際に、ちょうど配6795レの時間になっていたのですぐ近くの沿線で待機。
 定刻に現れた配6795レの通過直後、踏切が鳴り止まないので待っていると651系の試運転列車が登場。大宮工場の建物をバックに良い具合に撮影できました。
 最初は構内試運転かと思ったのですが、そのまま川越線まで乗り入れていったとか。そしてこれが651系にとっては初の川越線入線だそうです。
 E657系の投入で余剰となった651系の今後が気になりますが、このタイミングで川越線に乗り入れるというのは何かの布石でしょうか。

 あとは大宮駅構内でいろいろ撮影。






EF81の乗務員訓練は運転するという情報を事前に掴んでおきながら、時間の被った183系大宮車の団臨&遅れていた安中貨物に振り回される形で入線を撮影し損ねるという痛恨のミス。でもまあ牽引機が普通の97号機で助かりました。これがもし95号機や81号機だったら本当に悔やまれるところです。


最後は尾久駅で留置されている211系田町車と脇を通過する高崎車、そして開業まで1週間となったスカイツリーを絡めて撮影。この光景もほんの僅かの間でしょうな…。


振り返れば濃密な日程でした。貨物を狙うつもりではいましたが、結局いろいろ満遍なく撮影でき収穫は多かったように思います。PCを入れたリュックを背負いっぱなしだったせいで肩と腰を痛める必要があったかは分かりません。

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