2012年7月19日 広島地区の国鉄車両を撮影する

〇撮影&執筆:リン

 未明の山陽道を走り、まずは可部線三滝〜安芸長束で105系K-14編成を撮影。先日クハ103形1000番台由来の105系として初めて末期色と通称される地域色に塗装変更された編成です。

 これって横から見たら総武緩行線の103系っぽいな…などと思ってしまう色です。実際はカナリアイエローよりも濃いめの色ですが。
 広島の103系D編成は幸か不幸か末期色にならずに置き換えらしいですが、1本くらいは末期色になった103系を見てみたいような…。

 可部線での撮影もそこそこに、EF66 36が5070レを代走しているとのことで広島市内を横切り安芸中野駅へ。駅間撮影も考えましたが良い場所が思い浮かばずここまで来てしまいました。

 ホームに出て早々に、元C-43編成のR-02編成が8両編成の後ろ4両として登場。

個人的に大好きだったクハ115-604が置き換えられてしまったのは残念ですが、クハ111形を115系に編入改造するという斬新な手法で新たに注目される存在です。外観はお椀型タイフォンカバーやLED式行先表示器(使用停止)など113系時代と大きくは変わっていないようですし。

目当ての5070レ。前日にはEF66 52が代走しており、2日連続でのEF66 0番台による代走となりました。EF210形の増備が止まっている現状ではもうしばらく姿を見ることが出来るでしょうか。いずれにせよ絶滅危惧に違いはないので見かけたら即撮影です。

5074レの後補機にはEF67 3が充当されていました。1号機が休車、2号機も運用から離れている今、唯一稼働している0番台です。コンテナ車の最後尾が空車だったらデッキのある方も拝めたのですが…。いっぺん西条駅で改めてじっくり眺めてやりたいですね。

 その後も撮影を続けていたところ、C-31編成+H-01編成の瀬戸内色8連の普通電車がやって来ました。末期色化や更新工事が進み瀬戸内色115系は残り6本。8連運用はそれなりに本数がありますが、この組み合わせは本当に貴重になりました。

 上記の8連が白市折り返しということで返しの運用を撮影すべく安芸中野駅を離れ再び市街地へ。しかし渋滞にはまってしまい、列車に間に合いませんでした。

 仕方ないので朝方訪れた可部線に再び出向き、単独編成になったK-14編成を再度撮影。天候が回復し光量も充分得られました。

 続いては113系と103系の撮影のため呉線へ。と言っても良い撮影ポイントを知っているわけでもなく、ロケハンしながら呉へ向かって車を走らせてみました。いろいろ探していたところ、吉浦駅から呉方面に少し行ったところにちょうど4両編成分ほど線路脇が開けている場所を見つけ、撮影することに。

 下り列車については4両がすっぽり収まる構図。背後のラブホテルが鬱陶しいことこの上ないですが、編成写真としてはこんなもんではないかと。
 P-07編成はダイヤ改正以降に転属してきた車両の中の1編成で、スカートに旧編成番号が見て取れ、貫通幌も残っているなど異彩を放つ存在です。
 広島車両所の113系は広島更新色、瀬戸内色、カフェオレ色、湘南色と多彩な顔ぶれですが、今日撮影した113系は何故かどれもこれもカフェオレ色でした。いずれ末期色になることを思えば文句はないのですが。

 ようやく出会えた103系。しかもD-01編成。写真では最後尾のクモハ103-48が最後のクモハ103形0番台として有名ですが、編成の車両全て(クハ103-86、モハ102-145)がそれぞれの形式の現役最若番。クハ103-86は1965年製、モハ102-145とクモハ103-48は1966年製となっており、もっと注目されるべき編成ではないかと思われます。

  適度に撮影したところで呉からR375で西条へ。貨物の撮影などをしつつ合間の115系も丁寧に撮影。クハ115形0番台組み込みのC-41・42編成も撮影できました。他形式から改造編入された他のクハ115形が置き換えられていますが、生え抜きのクハ115形はもうちょっと頑張れそうです。

 西条に向かったのはEF67形の撮影も目的だったのですが、なぜか貨物のダイヤが乱れており狙った時間にやって来てくれず、あまり良い場所で撮影できませんでした。やっぱりEF67形を効率よく狙うなら朝方の本数が集中している時ですね。

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