2013年2月14日 名古屋・長野・富山の国鉄型を撮る旅

〇撮影&執筆:リン

 朝5時。高槻駅を出発し、京都・米原と乗り継いで東に進みます。米原駅から乗り継ぐ快速列車は…


 117系。この高槻からの乗り継ぎは今までも何度か使用しており、その都度117系に乗車していたわけですが…今回で最後になるでしょう。まあラッシュ時に片側2扉では厳しいですしそもそも古い。


 朝の金山行き117系快速はもう1本あり、米原駅の留置線を確認したところ前4両が国鉄色だったので、予定通り尾張一宮駅で無難に撮影。


 続けて清洲駅へ移動しちょっとだけ貨物の撮影。画像の7092レは昨年の改正まではEF66形との重連仕業でしたが、今はDD51形単機になっています。それでも十分魅力的ですがね。
 それにしても来る貨物がことごとく上り普通電車や対向貨物に被られるなどロクな目に遭いませんでした。

 名古屋駅に移動し、10時ちょうどのしなの7号でいざ…と言う時にまさかのSL試運転でした。アレは本当に惜しかった。C56形自体はもちろん撮影済みですが場所の問題です。
 ま、撮れなかったもんはしょーがないので諦めましょう。


 383系に揺られること2時間、塩尻にてクモハ123-1にようやく出会えました。引退の話が出る前からずっと気になっていた存在だったのですが遠方過ぎてなかなか腰が上がらず、今になってしまいました。

 当初の予定では辰野まで1往復する予定だったのですが、それを止めてクモハ123形はこの塩尻での撮影のみでお別れとなりました。
 これを諦めてまで撮影したかったのが、


 小海線のキハE200形。こちらは新車でまだまだ先まで走るとは思うのですが、小淵沢〜小諸なんてそう滅多に来るところではない上に、ちょっと時間を早めれば乗車できると来れば優先させざるを得ません。
 JR東日本製のハイブリッド車の走りは2010年暮れの青森での「リゾートしらかみ」以来でしたがやっぱり面白いですね。

 ちなみに塩尻から小淵沢を経由して小海線へというのは当初ルートでして、それを1本早めた形でした。
 なので元々小諸駅では169系国鉄色を撮影する予定だったのですが、日の高いうちに到着できたおかげで入線からバッチリ撮影できました。


 もとより4番線には189系が留置されているので入線時でないと編成が綺麗に撮影できません。元々の予定だと「日の暮れかかった時間帯に3分の接続で撮影する」という厳しい条件でしたので、この選択の方が正解でしょう。

 そんなわけで長野への到着自体も当初の予定より1時間早められました。一旦改札を出てホテルに荷物を預け駅に戻ってみると、6番線に謎の砲列。ふと気になってケータイで調べてみたところ、


 クモヤ145-116の配給輸送列車でした。


 これも塩尻でクモハ123形を諦めたからこそ撮影できたもので、当初の予定では撮影している6番線に到着する電車で長野に着くようになっていたので、駅に着いて「何か停まってる!?」と大慌てで撮影しなければならないところでした。


 適当に撮影していると、妙高5号に国鉄色編成が投入されていました。これで明朝の長野駅での撮影計画が立てやすくなります。ちなみにしなのサンライズがN102編成、おはようライナーがN103編成になるようですね。

 貨物も撮影しましたが容量の都合で割愛。むしろ入線するホームが分からず危うく撮影し損ねるところでした。EF64形重連は5番線、DE10形は2番線。覚えときましょう。

 これで撮影は全て終了…のはずだったのですが、所長とのメールのやりとりの中に「スノーモンキーの新塗装」という言葉が出てきており、長野電鉄のダイヤを調べると20分後ぐらいにB特急が長野駅を出ると言うことで急遽長野電鉄ホームへ。


 …ま、結局は1000形だったわけですが。


 ちょうど先発の3500形普通電車が出て行った直後で車内がガラガラだったので車内の写真を撮影しておきました。これはこれでそれなりな収穫かな?

 翌日は朝6時半から長野駅で活動開始。と言っても、189系を眺めつつ貨物を待つ程度。


 貨物は7時頃に入線してくるのですが、まだまだ暗い。感度を上げてようやく撮影できる程度。DE10形牽引というのは面白いんですがね。


 昨夜はありそうでなかったJR東日本としなの鉄道の115系の並び。左は211系の進出で数を減らし、右は妙高高原までの延伸で数を増やすのでしょうか…?


 189系N101編成は、今朝早く妙高2号で長野に到着後、豊野まで1往復していました。
 6号車のクハ183形は飾り帯が低いのが特徴で、国鉄色に戻される時にも位置はそのまま。この際贅沢は言ってられませんが、でもやっぱり正しい位置にして欲しかったですね。

 「おはようライナー」で到着した189系N103編成を撮影後、妙高1号で直江津へ向けて出発。そのまま直江津まで向かう予定だったのですが、

 妙高高原駅で2番線に停車するDD14形を目撃しては下車せずにいられません。
 この時期の信越線と来ればそれなりに走っているだろうとは思っていたのですが、まさか白昼堂々走っているとは思いもよりませんでした。
 9時12分に発車していくのを見届け、後続の普通電車で直江津まで向かいます。二本木で追い抜きはしたのですが、それ以降どこで撮影できるか分からずそのまま直江津まで乗ってしまうことにしました。

 直江津では元々の予定なら富山で撮影するはずだったはくたか8号と北越4号をまとめて撮影。



 はくたか8号は北越急行681系9両編成。前日に公式サイトの運用表を確認しておいたおかげで狙えました。


 そして北越4号は国鉄色K-1編成!こちらも前日に情報収集をした結果ですが、やっぱり格好いいですね。

 さて、DD14形の排雪列車ですが、駅の西方で停車し、そこから入換で車庫に引き上げてきました。

 本音を言えば豪快に雪を吹き飛ばして突き進む姿を撮りたいもの。他に現存する除雪車と言えばDE15形のような「掻き分ける」ラッセル式で、「吹き飛ばす」ロータリー式のDD14形はひと味違うでしょうな。
 ただ…福山からだと如何せん遠いのが難点。なので、こうして動いている姿を写真に収められただけでも良しとしないといけません。

 当初の予定から3時間も遅れてしまったので、直江津から糸魚川まで普通電車で移動し後続のはくたか10号で一気に高岡へ。
 一応、今回北陸を経由して移動するにあたり目的地としたのがこの高岡でした。
 お目当ては…


一発でゲット。城端・氷見線のラッピング車両です。この「高岡車両」以外にも4両中3両が登場しているとのことでしたが、後述の「砺波車両」とこれしか目撃できませんでした。もっと言えば車両の左右で異なるラッピングのため、また撮影に来なければいけないようです。


 そうこうしているうちに青い413系が登場。今のところこの1本のみですが、来年経営分離されるという状況で2本目はあるのでしょうか。むしろ413系そのものが残るのか…?


 氷見線の方はハットリ君ラッピング車も来ました。ニンニン。


 城端線では二塚駅から来たDE10形牽引の貨物が到着。JR西日本所属機の牽引なので100%国鉄色。富山に貨物の撮影に来る折には氷見線の貨物共々きっちり撮影しています。


 トワイライトエクスプレスを撮影したところで一旦改札の外へ。


 ちょっとだけ万葉線の撮影に臨みますが…流石にドラえもんを一発で引き当てる運は持ち合わせておりませんでした。




 17時に高岡駅に戻り、城端線運用に入った砺波車両を撮影し、このあとは日没と言うことで氷見線からの貨物も撮影せず待機。
 途中、はくたかに683系4000番台が投入されているのを目撃しましたが…数年前なら489系が代走していたんでしょうな。乗る側にとってはありがたいですが撮る側にとっては残念です。

↑ PAGE TOP