2013年8月8日 東海道線のライナーと宇都宮周辺で撮り鉄

〇撮影&執筆:リン

 今回の首都圏遠征。何か確固たる目的があったわけではありません。
 休みの都合と「ムーンライトながら」の空席のせいです。

 早帰り→休み→遅出、という単発の休みながら割と無茶できる日程であり、それが判明してから「ムーンライトながら」の空席状況を確認したところガラ空きだったので出撃を決定。

 そんなわけで何を狙うかという根本的な目的すら米原に向かう新快速の車内で考える始末。
 結果思い至ったのは、宇都宮。ちょうど日光線・烏山線の両線への新車投入があり、記録しておくにはもってこいの状況でした。首都圏からは片道1時間以上かかるため今まで全く行ったこともない場所(通過は何度か)でしたが、今から貨物を調べ上げるのも芸がないということで、貨物のことは基本的に忘れて動くことにしました。

 「ムーンライトながら」はいつも通り。前列(モハ189-21の11列)の座席が両方ともぶっ壊れていたようです(A席のリクライニングが固定されない、CD席の回転が固定されない)。

 一旦東京まで出て、銭湯で汗を流し大船へ。

 まずは「湘南ライナー6号」。215系の花形運用…というかこれ以外にろくな運用がないんですけどね。


 先程の写真と何ら変わらない「おはようライナー新宿24号」。着座輸送を狙っての車両というのは意欲的でしたが、その分汎用性が犠牲になってしまいイマイチ活躍しきれていないのが残念です。


 「湘南ライナー10号」はEXPRESS185色の7連。この組み合わせは初。この塗装のまま踊り子運用にも入るようになりましたが、塗装がどちらかに統一されることはあるのでしょうか。


「おはようライナー新宿26号」は251系の運用。青春18きっぷでもライナー券を購入すれば乗車できるわけで、本来の通勤利用ではありませんが一度は乗車してみたいものです。


「湘南ライナー12号」。
 本来はもうあと数本の通勤ライナーが運転されているのですが、大船駅の配線の関係でやたらと被られてしまいました。まあ、215系や185系200番台を撮れたので最低限の目的は果たせたというところでしょうか。

 大船での撮影を終え、湘南新宿ラインで恵比寿へ向かいます。

 ここで狙うのは埼京線。E233系の投入と205系の引退が見えてきたということで、両系列をまとめて撮影することにしました。
 まずはまだまだ数の多い205系が来ました。


そして2本目で早々とE233系が登場。どこの路線も同じ顔というのは見ていて面白味がありませんが、快適性と省エネ性能をアップさせるという意味では仕方ないのでしょう。


さらにもう2本待ったところ、りんかい線の70-000系も来ました。209系ベースですし所有者が違うのでE233系との顔合わせはしばらく続きそうです。が、埼京線なんてそうそう撮影するもんでもないので記録。


 さらには山手線外回りで「みどりの山手線」も登場。大船に向かう普通電車で併走していたので外回り運用に入っていることは分かっていたのですが、上手い具合に時間が合いました。
 現在はリラックマとのコラボラッピングになっていますが、これはこれで良い記録。

 E233系が撮影できるまで恵比寿で粘るつもりでしたが、びっくりするほどあっさりと撮影できたので、最速での乗り継ぎならこれと考えていた、10時27分発の宇都宮行き快速に乗車し2時間弱の移動。ということでグリーン車発動。流石に煎餅座布団で2時間はキツイ。

 宇都宮に着いて間もなく、黒磯から来た折り返しの211系が入線。


宇都宮〜黒磯ではまだ211系5両編成が使用されているようですが、駅の掲示によるといよいよ8月24日から205系600番台が投入されるようです。まずは42往復中半分の21往復に使用されるとのこと。ギリギリのタイミングでの来訪となったようです。


一方の日光線は一足早く107系の置き換えが完了。107系時代の訪問は叶わず、さらに今回は宇都宮での撮影のみ。可能であれば日光線の乗車もしときたかったのですが、なんとも縁の薄い…。


 留置線には運用を離脱して疎開してきた埼京線の205系と、烏山線用のキハ40形。運良く旧国鉄気動車風塗装のキハ40形がいました。


さて、先程の日光線用205系を見送り、さらに宇都宮で待っていたところ、次にやって来たのは湘南色の帯を巻いたY7編成。今月下旬からは宇都宮〜黒磯にも投入されますが、日光線色は日光線専属、湘南色は日光線・東北本線両用の仕様とのこと。今後も日常的に見られるようです。


烏山線キハ40形の方は、13時台の宇都宮着発の2本を狙うことに。まず到着する便が9番線に入線。こちらは烏山線色を先頭に、首都圏色を従えた2連でした。はい、これで烏山線の3色コンプ達成。


 車両交換を行い発車していったのは先程留置線にいた編成。後追いですが、光線が素晴らしい。
 烏山線はEV-E301系の投入で一気に近代化が達成されることになりますが、このキハ40形は廃車でしょうな…。暖地向けでは新潟への転用も難しいでしょうし。いすみ鉄道の社長あたりが手を上げそうですが。

 宇都宮でも滞在時間1時間半で目的の車両すべてを撮影し、13時51分発の逗子行きで大宮に戻ります。
 貨物のことは考えずに、と言っておきながら運用を見て結局撮影意欲が湧いてしまい、日光線の乗りつぶしを捨てて大宮へ戻ることになりました。

 小腹が空いたのでニューデイズでパンを買いホームに戻ったところ、E233系7000番台の配給輸送が入線してきました。

何か前回の上京の際も、京葉線用のE233系の甲種に出くわした覚えがあるのですが、なぜか毎回見落としているんですよね…。撮れてるから問題ない、ということにしておきましょう。


後追い。今後、埼京線用と横浜線用がこんな感じで続々と輸送されてくるのでしょう。


 コンコースの発車案内を見ていたところ、高崎線に3ドアの表示が出ていたので難なく撮影。というかE233系甲種の続行とは何とも効率の良い。
 このラッピングは編成全体に施したらやっぱり条例に抵触するんでしょうか?それとも単にケチっただけ?

 さて、大宮で16時と言えば安中貨物。EH500形に運用が移管されてからまだ撮影はしていませんが、今日は別のホームから定刻に運転されているのをお見送り。


 理由はこれ。数分差で入線してくる高崎線の8876レを牽引してきたEF65 2127を撮影するため。1127号機時代には岡山区にいた頃から何度も撮影してきましたが、改番後は初めてのはず。それがちょっと待てば撮影できる時間帯に来るのであれば狙わずにはいられません。

 これを狙った他の大勢と一緒に11番ホームに移動。

ここから下り貨物が集中する時間帯。牽引機もバリエーションに富んでいますが、本日の収穫はこのEF65 2119でしょうか。国鉄色はいいですねー。


 17時13分には折り返し東大宮へ向かう、E233系配給輸送を撮影。他の人の背後から狙ったのでライブビュー連写撮影という荒技でなんとか撮影。

 さらに2本、EH200とEH500の貨物を撮影して大宮を離れ、さいたま新都心へ。

 ここで「草津4号」を狙ったものの、普通の200番台でした。

 これにて日没終了。とある駅前の東京チカラめしで焼き牛丼を食べ、「のぞみ」で福山に戻っています。明日が遅出なので「サンライズ瀬戸・出雲」でも充分に間に合うのですが、家でゆっくり休みたいということで当日中の帰宅としました。

 ほとんど行き当たりばったりの遠征ではあったものの、わずか73枚の撮影でここまでいろいろと収穫できたというのはありがたい限り。新車購入で予算を削っている中での出撃でしたが、これなら元は取れたと言えるでしょう。


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