2014年10月24日 福井鉄道と京阪石山坂本線を撮る

〇撮影&執筆:リン

 今回は出発が比較的早く、目的地も福井市のちょっと手前ということで能登よりもかなり近いことから一般道のみでの行軍を選択。
 R2を姫路まで走行し、亀岡まで篠山経由で抜けられるR372へ。正直に京阪神を通過していった方が深夜帯にかかることもあり早いというのはありましたが、一応走っておけば今後必要に迫られた際に抜け道として使えるという思惑もあります。
 0時を回ったあたりで途中のコンビニで1時間ほど仮眠を取り、堀川五条交差点を2時半に通過。R161バイパスとなる湖西道路を北上し、道の駅マキノ追坂峠で午前4時ごろから1時間程度の2回目の仮眠。あとはR8を走行し、目的地の福井鉄道三十八社駅には6時過ぎに到着しました。
 実は深夜帯の柳ヶ瀬トンネルを通過するという案も走行中に浮かんだのですが、意外と遠くタイムロスになると判断し却下しました。ロクでもない目に遭いそうな気もしたので賢明な判断と言えるかも知れません。

 さて、何故この三十八社駅を撮影地として選択したかと言うと、単純に来たことがあって感覚を掴みやすかったから。尤も、駅周辺も開けており撮影しやすい環境も整っています。

 …が。


 濃霧。元々R372を走行していた時にも濃霧に見舞われましたが、亀岡に出る頃には晴れ渡っており、大丈夫だろうと油断していました。ところが、越前市に入ったあたりでまたしても視界200m程度の濃霧に遭ってしまいました。


 せっかくの770形も…真っ白。


 そしてお目当ての200形も真っ白。ちょっとでも露出を誤るとこんな事になってしまいます。


 続いての200形は、なんとFUKURAMとの並びが見られました。超低床車と半世紀前の鉄道用車両の並びです。


 願わくば、霧のない状態で撮影したかったですが…仕方ありません。多少霧も晴れてきたのでまだマシです。


 610形も運用入り。後から知ったことですが、200形のうち201編成が運用に入っていないと言うことで610形の出番となっていたようです。
 200形よりも若いのでもうしばらくはラッシュ時の運用に就いてくれそうです。

 その後、日が差してくると一気に霧が晴れ、気持ちの良い天気になりました。


 そんな中、200形が戻ってきました。駅すぐ北のスノーシェルターの脇は雑草も少なく、架線柱も片持ち式で楽に編成写真を撮影できます。
 もうちょっと正面に日が欲しかったところですが、問題ありません!


 越前武生で折り返してきたFUKURAMも良い感じに仕上がりました。








 この後も続々とやってくる車両を鮮やかな朝日の中で撮影。610形も200形もこれで記録はバッチリですね。なお、200形の回送が9時5分の通過。

 さて、三十八社駅を後にしてR8を引き返したわけですが、未明には行われていなかった工事が各所で実施されており、合計10分以上は片側交互通行で待たされたでしょうか。北陸道もカーブや勾配の続く難所ですが、R8はそれ以上に酷な線形です。

 そんなこんなで到着したのは新疋田駅。


 先客がいらしたので若干正面がちになりましたが、無事にゲット。以前は右に写る上りホームでの撮影もできたのですが、随分前にホーム端が立入禁止になっています。それでも、綺麗に撮影できることに変わりはありません。


 下り列車はいろいろ探した結果、北小松〜近江高島の駅間で撮影。ド逆光で真っ白けになってしまいました…。駅撮りでも良いかなと思いましたが、せっかく車で移動できるのですから駅間撮影にしてみました。

 さらにR161を南下し、浜大津駅へ。近くのコインパーキングに車を捨てます。


 ここでのお目当てはこれ。アニメ化5周年を記念したBlu-rayボックス発売に合わせて登場した「HO-KAGO TEA TIME TRAIN」。振り返ればけいおん!1期はまだHD映像ではない状態での放映でした。未だにこうして人気があるというのは凄いですね。


 ここからしばらく石山坂本線撮影タイム。
 まずは京阪特急色。私は意外なことに初撮影です。前回来た時には運用入りしてなかったので…。


 標準塗装の600形。ラッピングばかりが行き交う中にあっては逆に目立ちますね。


 「びわ湖大津 秋の音楽祭」ラッピング。


 「鉄道むすめ3rd」ラッピング。既存の塗装を上手く利用したデザインですね。


 「ちはやふる」ラッピング。


 滋賀県警ラッピング。


 「けいおん!」ラッピングが戻ってきたので、1両ずつ撮影。それぞれが楽器を持っているポーズですね。


 ヘッドマークを大量に用意し、頻繁に交換しては使用済みヘッドマークを販売するという試みもあるようです。ファンにはたまらない逸品でしょうな。

 さて、これの撮影を済ませてもまだ3時半。まだまだ撮影できる時間帯ではあるのですが…都心での車移動での撮影は非常に非効率。そして容赦なく襲いかかる睡魔。

 ということで撮影はこれにて終了。まず1時間ほどとある国道沿いの店舗の駐車場で仮眠を取り、17時前に出発。大阪経由も考えましたが、この時間帯こそラッシュに突き刺さるということで、来た道を正直になぞって帰りました。
 ノンストップ6時間で。
 当初は1ストップ作戦だったのですが、あれよあれよという間に姫路まで走破し、残りの距離と「下手に夕食を食べると眠気に襲われる」と言う考えもありそのまま突っ切ってしまいました。
 姫路→福山、と言うと遠いイメージですが、岩国→福山とほぼ同じ距離なんですね。遠い。
 流石に腰に来ましたが、それでも6時間運転し続けられるのは今の車のおかげですかねー。

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