2014年12月19日 リバイバル寝台特急「富士」を撮影する

〇撮影&執筆:リン

JR東日本のプレスリリースでその運転を知って以来、必ず撮影に行こうと決めているほど思い入れの強いネタでした。


 ソロ上段を確保。多少揺れはしますが、騒音源から遠いのと荷棚があるので私はいつも上段です。
 横浜で下車し、京浜東北線に乗り継いで新子安には6時55分頃に到着。ここから7時間半ただひたすら待ち続けます。

 ちなみに先客は6人。私は7人目でした。最終的に新子安ホーム全面で70〜80人程度は集まっていたでしょうか。沿線の駅撮りでは一番集まったかも知れません。


貨物が走ればまだありがたいのですが、残念ながらそういうネタは一切なく、ただただ東海道線を撮影し続けるのみ。品鶴線もガン無視。


そして1時間に1本の特急「踊り子」が良い具合にアクセントになるぐらい。


 「スーパービュー踊り子」。いっぺん乗ってみたいですね。時期からしてそろそろな気がしますし。


「富士」の通過直前に練習として何本か撮影した以外は普通列車はスルー。日向で温まっていました。日陰はやはり寒い…。


順光の時間帯に下っていったE217系はたったの1本。扱いにくい事情でもあるのでしょう。


 あっという間に増えた感のあるE233系。小山区にも増えるそうですし、上野東京ラインでの大宮方面乗り入れも始まるのかも知れません。

 しかし…沼津発宇都宮行きとは凄いですよね。西日本の敦賀発播州赤穂行きの方が長いですが、あちらは途中で車両を移らないと直通しないのに対してこちらは少なくとも基本編成10両が直通しそうです。4時間か…。

 さて、前述の通り、最終的にはかなりの人数にふくれあがった新子安。私のいた定番のホーム東端は幅3メートルほどの立ち位置に6列30人くらいが集結。後ろの人は見えてたんでしょうか?
 ただ、お決まりの罵声大会が起きることもなく(翌日の東京駅で発生した模様)、駅員や警備員が線を踏み越えて撮影しようとする人を静止する声が聞こえたぐらいでした。列車通過時には京浜東北線が被るかとヒヤヒヤし、さらには横須賀線の裏被りか?と危惧される併走っぷりでしたが…。


 結果はご覧の通りの激Vでした。実は裏被りしそうな横須賀線はこれのすぐ後ろに迫っており、上手く車体で隠せました。白帯車で統一し、ヘッドマークも鉄道博物館所有の本物を投入してくる辺り。気合いの入り方が違いましたね。

 …ただ、現場では「ここまで騒ぎを起こしてまで何で走らすのか?」という声が聞かれました。「まあでも走らせるんなら撮りに来ちゃうんだけどね」とも。

 この後、東神奈川駅で撮影していた所長と合流。


 新幹線までの時間を利用し、東急東横線妙蓮寺駅で渋谷ヒカリエラッピング車を撮影し…


 恵比寿に移動し東京駅100周年記念ラッピングを撮影。かなり時間に余裕を持たせつつ品川から贅沢にグリーン車で福山へ帰還しました。

 …首都圏まで大金はたいて出てきてこの成果か!という感じもしますが、それだけ「富士」の撮影に賭けていたんです。これで京浜東北線に被られてたら泣くに泣けません。きっとグリーン車も止めてたはず。

 いずれにしても、今年最後の遠方出撃が終わりました。

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