2015年7月27日 「特別なトワイライトエクスプレス」山陰ルートを撮る

〇撮影&執筆:リン

 台風12号が熱帯低気圧に変わった日曜夜。流石に勢力が弱まったとは言え元・台風ということで翌日は悪天候か良くても曇りだろうと思い家でのんびりしていたところ、いつの間にかウトウト。

 27日午前4時半、ふと目が覚めパソコンで天気予報と雨雲の状況を確認すると山口県内は朝のうちに雨が残るものの午後になるにしたがって晴れていきそうな雰囲気。
 …ということで、急遽出撃することにしました。

 普通に一般道を走っていては間に合わず、かと言って全区間を高速道路にしては時間が余るということで西条ICまでR2を主体に走行し、西条IC〜中国道小月ICを雨に打たれながら走行して川棚温泉駅付近に午前10時に到着しました。

 まずはもし出撃するならと決めていた梅ヶ峠〜黒井村のポイントへ。先客2名の横に場所を確保し待っている間に続々と人が増え、10人弱での撮影となりました。

 11時13分、小1時間待ってようやく来ました。線形は申し分ないんですが機器箱があるのがちょっと勿体ないです。

 さて、それでは交通ルールに則り追っかけ開始です。列車密度が低いので駅での交換は望めませんが、所々に減速を強いられるポイントがある上に列車の性格からして高速で駆け抜けるような運転はしないとの読みがありました。

 読み通り、小串駅の先で追いついてしばらく併走。若干余裕を持たせるため、追い抜いた後もしばらく走行し、長門二見〜滝部に良さそうな場所を見つけたのでカメラだけ持って沿線で待機します。

 到着から数分後の11時51分、ゆっくりと通過。イン側に障害物が散見されるアングルですが、私の好きなカーブアウト側から狙えるなかなかの場所でした。
 ちょうど「サロン・デュ・ノール」の座席が向いている海側からの撮影だったので乗客に手を振って見送った後、さらに東に走ります。

 3ヶ所目は伊上〜人丸で撮影場所を探しましたが、あまり余裕がなく良い場所が見つけられずに列車がやって来てしまいました。

 12時27分通過。後追いは編成が全て入るそこそこの場所でした。

 R191を東進し、黄波戸〜長門市の国道との合流点のベストポイントっぽい場所をスルーし、同区間の海岸沿いにある跨線橋を見つけ先客の邪魔にならないよう気をつけつつ待機。

 到着から数分後の12時48分にやって来ました。少々海との間には距離があったものの、何とか海を絡めた構図での撮影ができました。

 引きつけてもう1カット。

 さらに後追い。最後尾がスロネフなおかげで良い感じになりました。

 長門市で少々長めの停車をするということで、余裕をもって先回り。海沿いの険道r64を走行し、山陰道明石IC付近に良さそうな場所を見つけたのでここに決めました。

 13時35分通過。編成全体が収まるかどうかの場所でしたが、辛うじて最後尾まで入りました。

 この後は東萩駅に数時間停車するのでこのまま撤収しようか迷いましたが、先ほどの場所で先客の方と軽く話をした際に「宇田郷は夕日が当たって人が多いだろうねえ」との一言を聞いたために3時間待ちを覚悟して宇田郷〜須佐の惣郷川橋梁を初訪問。
 到着が早かったせいか、あまり人がいなかったので三脚だけ設置し橋脚の陰で海風に当たりながら暇を潰します。

 かなり陽が傾いた18時21分にようやく通過。この時期は正面に僅かに日が当たるため、私以外の撮影者は全員右岸に集結。後追いで撮影したのは私1人でした。

 これにて撮影終了…と思い益田経由での帰路のためR191を走行していたところ、図らずも追いついてしまったため益田手前で追加の1ショット。

 日没寸前で場所も微妙でしたが、オマケということで。

 さらにオマケで益田出発後にも1枚。山陰道がオーバークロスしている場所付近の踏切から適当に撮影しておきました。

 これにて本当に全て撮影終了。R191を走行し、五日市ICから高速を使い福山に帰着しました。
 結果的に好天の下でなかなかの撮れ高となりました。

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