2015年9月27日 F1臨時列車と近鉄を撮る

〇撮影&執筆:リン

 平日の人員確保の観点から週末の休みが増えたこの頃。27日も休みだったのでネタを探した結果、鈴鹿サーキットで行われるF1日本GPの臨時輸送を撮影しようということになり、名古屋在住のネオンさんをお誘いし出かけることになりました。
 外様の人間が車を出す上に地元の人間を呼び出すという謎っぷりですが気にしない。

 福山を21時40分に出発し、R2(岡山ブルーライン経由)→第二神明→阪神高速3号・11号→阪奈道路→奈良市内→名阪国道という、なるべく費用を抑えつつ巡航速度を高めに維持できるルートで走行。途中の道の駅針テラスで2時間ほど休憩し、待ち合わせ場所の近鉄四日市駅に午前6時着。
 ここでネオンさんと合流し、伊勢鉄道沿線に向かいます。

 到着したのは玉垣駅南の公園脇。いろいろ調べてみて地上区間で撮影できる数少ない場所ということでここに決定。
 まずは普通列車のイセIII形。F1開催期間中はほぼ全列車が2両編成で運転されています。これもこの期間限定の姿ということでしっかり記録しておきます。

 名古屋から直通してくる快速にはキハ25形が初投入。流石に俊足で片側3ドアで乗降もスムーズとあっては適任でしょう。こちらにキハ25形が駆り出されている影響で参宮線や紀勢線ではキハ11形・キハ40形が運用を代走していたそうです。

 はじめに断っておきますが、キハ25形の写真はこれだけ。この後の2本目の快速は諸事情により撮影しておらず、3本目が来る前にこの場を離れたためです。

 特急「鈴鹿グランプリ1号」。昨年は先頭車ばかりをかき集めた珍妙な編成だったので期待していましたが、4両+2両という至って普通の編成でした。

 特急「(ワイドビュー)南紀1号」。こちらも6両に増結の上、鈴鹿サーキット稲生駅への臨時停車の措置が執られています。

 快速「みえ」。こちらも全列車4両に増結され、「南紀」と同様に稲生への臨時停車が行われています。この頃は早朝と言うこともあり車内の混雑はそれほどでもありませんでした。

 「鈴鹿グランプリ3号」。こちらも先頭が非貫通になった程度で均整の取れた編成での運転でした。

 このまま待っていてもキハ25形の快速しか来ないとの判断で、F1臨時列車の撮影を打ち切り、南へ。この時北に向かって長良川鉄道へロングドライブを仕掛ける案もありましたが、伊勢市方面でキハ40形などを撮影するという事で相談がまとまりました。

 こちらもそれなりに距離がありましたが、11時半頃には無事に到着。ただし、近鉄山田線沿線です。

 到着して早々に「しまかぜ」が通過。これは名古屋から来た1本目。このあと京都・大阪からそれぞれやって来ますが、京都からの編成は逃してしまいました。

 さて、この場所へやって来たのは観光列車「つどい」の撮影のため。運転自体は伊勢市までですが、回送で明星検車区まで走るとのことで時間の都合もありこれを狙うことにしました。
 併せて、サイド気味に撮りたいという私の意向で駅間で程良い場所を探して見つけた場所でもあります。

 これの折返しはすぐ近くの明野駅で撮影することに。駅の配線が新幹線のような通過2線+外側に待避線という構造で撮影しやすいという理由でした。

 この場所は宇治山田・賢島まで運転される特急列車がそれなりに設定されており、なかなか撮影していて飽きません。形式はよく分かりませんが。

 「しまかぜ」も通過。従来の近鉄特急とは一線を画すデザインで目を引きますね。一度は乗ってみたいもんです。

 明星検車区で折り返した「つどい」が通過。隣駅が明星なのですがかなりの速度でした。

 「つどい」で本来の目的は終了でしたが数分待ってビスタカーを撮影し明野駅での撮影は終了としました。

 続いて向かったのは車で15分ほどの伊勢神宮外宮。と言っても参拝ではありません。そりゃ参拝もしないといけませんが…

 お昼を食べるためにやって来ました。コンビニ弁当でも良かったのですが、流石にここまで来たからには地の物を食べないわけにはいかない!ということで伊勢うどんをいただきました。ただ、天ぷらを揚げるのに時間がかかり本来の伊勢うどんからはちょっと違う感じに…。

 さらに赤福も。久々に食べましたがやっぱり美味しいですねー。

 さて、撮影に戻ります。次は参宮線です。

 適当に場所を探して外城田駅東方のストレートにやって来ました。晴れれば順光の良い場所でした。本来の撮影地は外城田駅を挟んで更に多気駅寄りの場所だったようですが。

 車内で休んでいたところ、いきなりキハ85系が通過。伊勢車両区にいた「鈴鹿グランプリ号」の編成が回送されていったようです。咄嗟のことでカメラを出すのが遅れ、ギリギリフレームに収めるのが精一杯でした。

 さて、この場所で狙ったのはキハ40系4両編成の定期列車でした。結果的には国鉄風色と東海色が交互に連結されていましたが、それよりも通過時だけ曇られたのが…。

 続いてキハ40形の定期列車を狙うため数年ぶりに雲出川橋梁南の築堤へと向かいました。

 到着して間もなく、背後からキハ85系が通過。先ほどの回送が津に向かっていったようです。

 さらに待機していたところ、背後からキハ40系の5両編成が通過。
 お恥ずかしいことに2人とも夕方のF1臨時列車の内容を確認しておらず、夕方に「5両の快速」が設定されていることを見落としていました。参宮線内で撮影者が残っていたのはこのためだったと2人して納得。
 とりあえず後追いですが撮影できたので良しとしましょう。

 「みえ」。正面気味に撮っても4両編成なら何とか良い感じに収まります。

 この場所での本来の狙いだった多気行きのキハ40系。オール東海色のキハ48形でした。ほぼサイドからの光線でしたがなかなかの仕上がりでした。

 さて、四日市に帰るついでにキハ40系での臨時快速を狙うということで急遽北上。当初は中瀬古駅あたりまで行ければという考えでしたが間に合わないと判断、河芸駅に向かいました。正確には河芸駅の南方の田んぼ道。

 日没となりどんどん露出が厳しくなっていく中で、何とか「みえ」を撮影。

 向こうに見える河芸駅にキハ40系が停車しましたが、上り「みえ」と交換するということで停車したことから駅にダッシュ。

 70-200mmしか付けていませんでしたが数歩下がることで何とか編成全体を撮影できました。

 元の位置に戻って発車時を撮影。ISO5000、1/640秒という厳しい設定でした。

 これにて全ての撮影終了。近鉄四日市駅へネオンさんを送り届け、新名神経由で帰宅。途中、名神天王山トンネル下り線右ルートで車両火災→通行止めとなったため、京滋バイパスから大山崎JCTを経由して少しだけ渋滞を回避しての走行となりました。

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