2016年1月26日・27日 武蔵野線と青森の様子を見に行ってみた

〇撮影&執筆:リン

連休が出たら青森に行こうと考えてはいたものの、青森周辺のネタに2日分を全て注ぎ込んでもネタ切れが予想でき、天候次第ではレンタカーでもあまり動けないということもあり前日を別のネタに振り向けることにしました。
 ということで、いつもの「サンライズ出雲・瀬戸」で上京すべく25日夜に岡山駅にやって来たものの、駅の案内板に出ているはずの「サンライズ出雲・瀬戸」の表示が無かったため駅員さんに聞いたところ、「サンライズ出雲」が伯備線内の線路点検(分岐器凍結?)で22時過ぎの時点で足立駅に足止めされているとのこと。翌日は夕方まで首都圏で適当に撮影して回る予定で誰かと待ち合わせしているわけでもないのですが、初っ端から大幅な遅れの様子。
 特別に新幹線コンコースの待合室が開放されそこで待っていると、駅員さんが現れて「『サンライズ瀬戸』単独で東京に向かうことになったため『サンライズ出雲』の寝台券を可能な限り『サンライズ瀬戸』に振り替える」とのことで、結局「サンライズ瀬戸」のソロに移動となりました。
 23時過ぎに「サンライズ瀬戸」が入線し、そのまま出発。結局、途中20分ほどの遅れまでは回復したようですが首都圏のラッシュに合わす形で30分ほど遅れて到着しました。

 てなわけで田町駅に直行し7両で品川へと回送される「サンライズ瀬戸」をゲット。「サンライズ出雲92号」運転時にも見られるこの場所での7両単独編成ですが、当然ながらそんなタイミングで上京しているはずもないのでこれはいいチャンスでした。ちなみに「サンライズ出雲」は浜松に4時間ほど遅れて到着したところで乗客を新幹線に振り替えて運転打ち切りとなったようです。
 さて、少々遅れたもののお目当ての列車を狙うために一気に北朝霞駅へ。


 狙いはカラシ扉の2127号機牽引の73レ。府中本町行きと被ってしまったために随分と中途半端なフレーミングとなってしまいました。
 これの撮影だけで北朝霞駅は撤収。続いて大宮へ向かい「カシオペア」の撮影…の予定だったのですがこちらも1時間ほど遅延。ということで多少時間に余裕が出来たのでどこで撮影しようか考えた結果、

 なぜかさいたま新都心駅へ。場所はまあまあですが編成全部が入らない上に光線もトップという場所。その代わり誰もおらずのんびり撮影できます。ということで「あかぎ」。


1時間遅れてやって来た「カシオペア」。牽引はこれが最終仕業となった(らしい)514号機。この車両の譲渡でJR東日本に在籍するEF510形は「カシオペア」塗装の2両となりました。この後は特に狙いも定めていない時間帯のため困った時の西浦和駅へ。




 12時前後は比較的密に貨物列車が設定されているのですが、その合間に長野へと自走で廃車回送される211系A27編成をゲット。まだいたんですね。



EF65形は相変わらず重点的に狙います。と言いつつ配6794レのスジで何故か普通のタンカーが通過。いや、これが配6794レだったのか…?首都圏の貨物はよく分かりません。

 埼京線・日暮里経由で北千住に向かいます。

ここは明確にEF65形狙い。完全に逆光ですが、隅田川駅を発車してきた74レを狙えます。

さらに南千住に移動し、こちらは完全順光で配8592レをゲット。荷はコキ1両と寂しいですが、おかげで全部入りました。
赤羽駅で遅めの昼飯(これが拙かった)を食べ、再び大宮まで戻ります。

 と言っても完全にこの後のための時間潰し。適当に貨物列車を撮影します。



 とは言いつつも銀タキことタキ143645に初遭遇するなどそれなりに成果はありました。このまま新幹線で北上…して福島で途中下車。


 昨年5月に所長と訪問して絶賛した円盤餃子の「川鳥」さんに突撃。前回は2人だったこともあり座敷に通されましたが、今回はカウンターで調理の様子を見ながらいただきます。
 ほんの3時間前に駅で蕎麦を食べたばかりなのに調子に乗って焼きと水を20粒ずつ食べた結果、かなり苦しかったのですが何とか完食。変わらず非常に美味でした。そして、福島への滞在2時間で再び新幹線に乗り込み、仙台で「はやぶさ」に乗り継いで新青森へ。

 在来線ホームには789系がいました。残念ながら今回の滞在中は増結運転はありませんが、しっかり記録。

 さらに青森駅では「はまなす」を撮影。廃止まで2ヶ月ないというのに随分と平和な雰囲気。ま、青森だからでしょうね。これが首都圏なら大騒ぎです。こちらは寝台車1両増結の8両編成でした。







 時刻表も記録。はまなす発車を待たずに駅を離れ、歩いて5分ちょっとのホテルに向かいさっさと就寝…のはずがサッカーU23のイラク戦を見てしまうのでした。

 翌朝。7時前に宿を出て、徒歩数分のある場所へ。

 それは古川市場。青森名物の「のっけ丼」を朝イチで(レンタカーを借りられる時間までに)食べるべく古川市場にほど近い宿を選んでいました。あまり人が多くなく、どうかするとまだ準備をしている状態の店もある中で王道の具材からちょっと見かけない子持ちイカや切り込みなどもチョイスし、追加でしじみ汁もつけて1,190円也。朝から豪華…と言いたいですが対岸の函館で1,800円の海鮮丼に手を出したこともありましたね。

 朝から満たされたところで青森駅前のオリックスレンタカー兼駅レンタカーで車を借り、いざ出発。

 なお、この日の青森は折からの強烈な寒波でかなりの積雪となっており、幹線道路は除雪されているもののちょっと入ると途端にアイスバーンという路面状況。気を遣います。

 まず向かったのは津軽鉄道。今回の主軸に据えたのがこの津軽鉄道の名物「ストーブ列車」で、できれば乗車もしたかったのですがどうにも予定が立てられず沿線での撮影に留まりました。


 週末などには貴重なディーゼル機関車の牽引となることもあるようですが、閑散期は津軽21形の牽引というスタイル。運転士の確保とかいろいろあるんでしょう。
 今度こそは乗車しに来たいですね。ストーブ列車の撮影はこの1往復で終了。時刻は11時過ぎですが、ここから津軽線に転戦します。

 まずは「白鳥22号」から。最後の485系として力走を続けています。
 この場所でしばらく撮影する予定でしたが、諸般の事情により移動。といってもなかなか良い場所もなく、気づけば中小国駅へ。

ここで「スーパー白鳥24号」を撮影。構図は最悪ですが、それでも津軽線を走行している雰囲気を出したくて強引に駅名標を混ぜてみました。

 蟹田で交換して来た貨物列車はEH800-1牽引。所定ではEH500形の運用ですが、代走のようです。この光景は今後数十年見られるのでしょう。
 さて、結論から申しますと貨物も789系も撮影できたのはここまで。運用を把握していなかったわけではないのですが、撮影地点を変えている間にことごとく通過され、気づけばもう撮影できる運用が残ってなかったというオチ。

 何だかんだで「白鳥17号」はきっちり撮影。青森まで来た割には目立った成果ではない気がしますが、これが全てだから仕方ありません。レンタカーを新幹線発車の10分前に返却し、「はやぶさ26号」で東京へ。

東京での乗り継ぎの間にちょっとだけ撮影。19時30分発の「湘南ライナー」は185系国鉄色15連でした。前日に大宮でも見かけており、随分塗り替えが進んだ様子。こうなると逆に在来塗装の方が貴重ですね。

締めはEX予約で貯めたグリーンポイントを使用しグリーン車で福山へ。やっぱ静かで座席もゆったりしていていいですね。私は「のぞみ」に乗る時は絶対に指定席にしていますが、それでも車内の居心地は決していいとは言えませんから…。

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