2003年8月28日〜9月1日 山陰から九州へ!! 

〇撮影&執筆:デューク


〇プロローグ

 私にとって未知の土地はいくつかありましたが、九州と言う土地は初めてではなかったにしろ、「ほぼ」未知の土地でした。鉄道の旅をしようといろいろ候補地を挙げながら計画を練っていましたが、乗りたい列車といきたい土地がうまいこと合致したのが、今回の山陰〜九州ルートでした。ちなみに予算をはじき出す前は九州に着いた後は福岡空港から札幌へ飛んで北海道も回るぞ・・・などと考えていました・・・(馬鹿すぎる)

 せっかく行くのだから、少しはリッチに行きたいという思いもありましたが、さすがに限度というものもあり、かなり妥当な線に落ち着きましたが、それでもなかなか面白い旅行になりそうな気がしました。ところが、当日になって会社での作業がちょっと長引いてしまい、家までダッシュして帰らないといけない状況になってしまいました。家から新横浜駅までは40分くらいは見ないといけなかったのですが、家に着いたのは18時50分過ぎ。新幹線は19時53分。

 8月下順といえば残暑が厳しい・・・最寄の駅から自転車を目一杯こいで帰宅した時には汗だく状態。これではシャワーは浴びないととても出かけられません。急いでシャワーを浴び着替えを済ませて遅刻寸前の学生のごとく家を飛び出しました。まあ・・・出かける前のとんだハプニングではありましたが、今回はデジカメもしっかり持っていざ出発です。

〇8月29日&30日

▼新横浜〜新大阪(19:53発) 新幹線「ひかり」239号 13号車12番A席 326−524

 新横浜駅に到着した「ひかり」239号。「ひかり」に乗車するのは久しぶりのことです。100系が「ひかり」からほぼ撤退し、食堂車もなくなってしまったため、速い「のぞみ」にシフトしてしまったわけですが、さすがに「のぞみ」に乗り慣れてしまうと、「ひかり」のスピードはちょっと物足りないような気がしました(暗くて景色なんて見えませんでしたが)。
 乗車後すぐに親から持たされた夕食代わりの弁当を広げてむさぼるように食べましたが、食べ終わったろにはもう熱海を通過していました。
 名古屋を過ぎると車内は閑散としてしまい、驚くほど少なくなっていました。この列車は岐阜羽島で「のぞみ」に抜かれるので、大阪方面へ向かう人は「のぞみ」に乗るのでしょう。私たちのような「ひかり」乗車組は車内を好きなように使用できるので思い思いにくつろいでいたようですが。

▼新大阪〜大阪(22:48発) クモハ207−2000番台(番号忘れた

 新幹線から降りた後、急いで在来線ホームへ向かいました。うまいこと接続があるのか心配だったのです。ホームへ着いたのはわずかに3分後。紀伊田辺行きの221系が発車する直前でした。
 それはさておき、私が乗る大阪を通る列車はその後すぐにやってきました。207系でした。なにげにJR西日本の207系に乗車するのってこれが初めてのことでした。大阪近辺では201系ばかりでしたからねぇ

▼大阪〜由良(23:15発) 急行「だいせん」 1号車5番A席 キハ65−1801


 大阪駅に到着するとまだ目的の列車は来ていませんでした。ホームには同じ列車を待っていると思われる人がちらほら見え始めていました。

 しばらくして、轟音とともに「だいせん」が入線してきました。2両編成で、指定席の1号車は展望車でしたが、私の割り当ては展望車ではありませんでした。ちっ。

 まあ、寝るのが目的だし、いいや・・・みたいな気持ちでいたのですが、車内がやたらと暑いのがなんとも気がかりで、発車してから冷房を入れるのかなとか思っていたら、発車しても一向に涼しくなりません。そのくせ生暖かい風は吹いてくるので、冷房そのものは動いているようなのですが・・・。

 これじゃあ寝れないぞ・・・と思っていたところ、車掌さんが来て1号車の5番付近の冷房が故障したと伝えてくれました。他の座席に移ってもいいですよといってくれたので、展望室の一番前の座席を確保してしまいました。 人間とは現金なもので、展望席が取れたと知るや、眠るだけだから景色なんて・・・という気持ちなんぞどこへやら(爆)

 しかし、人間とは列車に乗ると眠くもなるようで、福知山で写真を撮ったあとは急激に眠気が襲ってきて、いつの間にか寝ていました(ウトウトとしていたという感じ)。気付いた時にはすでに鳥取でした。ただまだ真っ暗。倉吉から快速になり、由良につく頃にになってようやく空が明るみ始めました。ちなみに由良で下車したのは私一人でした。

 さて・・・由良に着いたのはいいのですが、まだ時間は午前5時です。一帯はまだ活動すらしていません。駅前のタクシー会社も人気なし・・・。由良には私の田舎があるので立ち寄ったわけですが、ちょっとした用がなかったわけではないのです(ここで書くようなことでもないので割愛しますが)。

 仕方ないので歩いていくことにしました。田舎はちょうど由良からお隣の下北条側に戻る形になるのですが、この道をてくてく歩いていくのは初めてのことでした。30分ほど歩きようやく到着・・・ところが、扉の鍵が閉まっている・・・チャイムを鳴らせど出てこない。。。まだ寝ているらしい、がーん。仕方ないので、近くの丘に上がって田舎の様子を撮ってみました。こんな様子です。

 私が家に入れてもらえたのはそれから30分後のことでした・・・。この日は朝済ませなければならない用を済ませて、あとは田舎でのんびりです。

▼由良〜米子(10:45発) 快速「とっとりライナー」 キハ58−1044


29日はこれから始まる九州への旅に備えるための気力を高めることに費やし、30日を迎えました。何はともあれ、ここからが本番です。

 まず、トップバッターは鳥取県内の速達輸送を支える「とっとりライナー」です。しかし、しょっぱなから出鼻をくじかれることに・・・。私の乗るはずの「とっとりライナー」が遅延しているとのことでした。その間に対向列車として出発を待つ「とっとりライナー」を撮影。したがってこの写真、私の乗った列車ではありません。

 約7分遅れで発車しましたが、キハ58系の走りっぷりは今までとはまったく違うものでした。もはや爆走としか思えないような走りで、激走します。今までなら減速していた通過駅もほぼ全速で通過。高速化がもっと早く完成していたらキハ58系でも十分に活躍できていたなぁとちょっと思いました。

 ところで、大山口駅でちょっとしたカルチャーショックを受けることに。乗客を乗せ終え、エンジン音がうなりゆっくり動き出した列車が急に停車しました。何かと思ったら乗り遅れそうになったお客さんを乗せるための停車でした。

 首都圏なら、「次の電車をお待ちください」で終わるようなシチュエーション。列車の本数が少ないということもあるのだろうけど、こういう心配りはいいなぁと思います。 ※ この乗車したキハ58−1044とは後日再会することに・・・。

▼米子〜出雲市(11:40発) クモハ115−1503

 山陰地区の115系は短編成化が行われていて、基本的に2両編成で運転されています。片方の先頭車は従来の車両なのですが、もう片方はなんだか103系の幅を広げたような感じになっていて、違和感たっぷりです。

 さて、「とっとりライナー」の遅れはこの列車にも波及していました。しかも、対向列車も遅れていたらしく、乃木駅で随分停車してしまい、遅れが更に広がってしまうとに・・・。しかし、普通列車でのんびり車窓を眺めながら宍道湖を眺めれるのはなかなか良いです。もっとも・・・宍道を過ぎたあたりからこの後乗る列車の時間は大丈夫か・・・という焦りがなくはなかったのですが。

▼出雲市〜益田(13:10発) 特急「スーパーくにびき」3号 1号車7番A席


 さて、定刻通りであれば、であれば、普通列車の到着が13:10で、乗り換え時間は9分確保されているはずなのですが、なんと、遅れが響いたせいで、出雲市到着が8分も遅れてしまいました・・・。乗り換え時間1分??無理だー(爆)

 ところが、幸いなのことに次に乗るはずの「スーパーくにびき」も8分遅れで走っていたのです。後から来るんだもん、そりゃそうか。「スーパーくにびき」は新鋭のキハ187系で運転されています。2両編成と身軽な編成ですが、乗車率はなかなかです。

 しかし、それ以上に驚いたのが、走りっぷりです。従来のキハ181系だとエンジンがうなりをあげてから動き出すまでに間があり、もそもそっと動き出すのが特徴でしたが、キハ187系は電車並みの加速を誇ります。しかも、エンジン音のうなりが非常に独特。ちょっとうるさいのが難ですが、鉄道ファンならずとも、許容範囲では??

 山陰本線の安来〜益田間はすでに高速化が完成し、キハ187系は出雲市以西は振子機能も使用し110キロで飛ばすことができます。すばらしい走りに脱帽でした。益田までわずかに1時間半で着いてしまいました。それでも、遅れは完全には取り戻せなかったです。

▼益田〜小倉(14:49発) 特急「いそかぜ」 1号車5番D席 キハ181−32


 「スーパーくにびき」3号は結局6分遅れくらいで益田駅に到着しました。今度はお隣に停車していたキハ181系特急に乗り換えます。

 「いそかぜ」は「まつかぜ」の末裔として九州直通の特急として活躍していますが、国鉄色のキハ181系を使用する最後の特急ということになります。

 定刻より数分遅れで出発しますが、指定席の乗車率は25%といったところで、さすがに少ないなぁと思います。さて・・・最初の停車駅は東萩だったのですが、到着してみてびっくり。多数の鉄道ファンに出迎えられたのです。なぜ??と思ったら、隣に12系客車が停車していました。どうやら団体列車の乗客のようでした。

 東萩のあたりから雲行きが怪しくなり、とうとう雨が降ってきてしまいました。列車は坦々と山陰本線を進んで行きます。すでに益田〜下関間にはこの「いそかぜ」しか優等列車が残っていません。さびしくなったなぁとか思いながら景色を見ているうちにだんだんと雨足が強くなり、下関に着く頃にはもはや土砂降り状態。

 下関を発車し、いよいよ関門トンネルを通過します。モノの数分でトンネルを抜け、いよいよ九州に上陸です。驚いたことに九州に入ってみると雨はそれほど強くありませんでした。ディーゼルカーなので交直流の切り替えなど必要ないため、門司を通過し、小倉へ向かっていきます。

▼小倉〜黒崎(17:56発) 快速列車 クモハ813−213

 小倉には定刻どおり着きました。  小倉から今度はJR九州の列車に乗って予約したホテルのある黒崎に向かいます。やってきたのは813系の快速列車でした。

 JR九州の近郊電車には初めて乗車します。うわさどおりのど派手な車内に多少困惑しましたが、乗り心地は良いです。JR九州の主要区間は特急列車網があまりにも整備されているので快速列車の影が大変薄いのですが、そこらの鉄道とは比べ物になりません。

▼この日のお宿 北九州プリンスホテル

 無事黒埼に着いたわけですが、駅でちょっとしたハプニングが・・・(汗)

 その前に今回私が持っていた切符について解説します。今回の私の所持していた乗車券の区間は横浜市内から北九州市内までの乗車券です。ただし、一度北九州市内を通って、鹿児島本線から久大本線を経由して日豊本線を通り再び北九州市内に戻るという経路なのです。

 しかし、一見すると黒崎で終わってしまうようにも見えてしまうわけで。。。案の定黒崎駅の駅員さんに途中下車は無理だねといわれてしまいました。で・・・細かく経路の説明をしたところ何とか途中下車させてもらえたのですが、果たして途中下車が可能だったのかどうか非常に怪しいです。ちなみに、以後小倉に戻るまでこの問題はずっと私にまとわりつくことに・・・。

 一難去って何とやら・・・とはよく言いますが、この日はまさにこの状態で、今度はホテルの場所がわかんない・・・(滅)。場所もろくすっぽ調べないもんだから・・・おおよその位置はわかっていたのですが、実際の場所は考えていたよりもずっと遠かったのでした。場所は正確に調べなきゃいけません。(といいつつ、翌日も同じ過ちを犯すことに・・・)

 さて、今回のお宿は「北九州プリンスホテル」。全国に進出している有名なホテルです。プリンスホテルの中でもリゾート色の強いホテルです。

〇8月31日

▼北九州プリンスホテル ホテルの中から


 翌朝、博多発が9時過ぎのため、早めに出発することにしました。

 ホテルのエレベータから外の様子を撮ってみました。ちょうど黒崎駅の方を撮ったのですが、駅なんぞ見えやしません。  

 まあ、それはさておき、黒崎発8:03の特急列車で博多へ向かおうと思っていたので7:45ころにホテルを出ました。前日散々迷ったので、大人しくホテル前にあるバス停からバスに乗って駅まで行きました。

▼黒崎〜博多(8:03発) 特急「きらめき」3号 13号車14番D席 モハ783−114


 黒崎駅についてみると時間はもうほとんど残っていませんでした。とりあえず急いで自由席特急券を購入してホームへ駆け下ります。

 ところが、時間になっても列車が来ません。また遅れているとのこと・・・(汗)。今回はこんなんばっかです。

 やってきたのは「みどり」仕様のの783系でした。  この日は日曜日ということもあり、通勤特急の位置づけのこの列車の乗客は少なかったですね。で・・・切符の検札に来た車掌に乗車券の経路を説明するパプニングもあり(爆)落ち着いて車窓を見る時間はそれほど取れませんでした。

▼博多〜由布院(9:20発) 特急「ゆふいんの森」1号 4号車6番A席 キハ72−4


 博多に着きました。以前一度だけ博多に来たことがあったのですが、今回は駅の外には出ないで、待合室で待つことにしました。荷物が多いので、あまりうろつきたくなかっただけという噂もあります(爆)。

 9:10頃緑色の気動車が入線してきました。「ゆふいんの森」です。観光特急ということで、乗客たちみんな観光客でしたね。

 列車の写真を撮ろうとしていたのですが、人気があるのか結局この状態で写真を撮ることに・・・あくまでも人を撮っているのではありません・・・念のため。

 博多を出発し、久留米までは軽快に飛ばしていきましたが、さすがに日田につく頃には勾配でなかなかスピードが上がらなかったようです。しかし・・・JR九州の特急は車内販売用のメニューが用意してあったりしてサービスが良いですねぇ。

 「ゆふいんの森」に乗車していたところ、アテンダントのお姉さんが記念撮影はどうですかとまわって来ました。最初は撮る気はなかったんだけど、結局撮ることに・・・(爆)。

 しかも撮る頃にはその気になっているのだから性質が悪い(滅)。・・・笑わば笑え(笑)。

 由布院の駅に着きました。本来ならここの宿を取ってジックリまわるべきなんですが、そうはしなかったため、滞在時間は「ゆふ」3号に乗るまでの2時間しかありません。

 レンタサイクルをして自転車で回ることにしました。どこに行こうかなぁと思ったのですが、とりあえず、金麟湖、アート・デコガラス美術館、ステンドグラス美術館に行ってきました。ちなみにステンドグラス美術館に行こうとしてまた迷子になる大馬鹿ぶりは健在です(爆)
 ※由布院についてはそのうち由布院駅の紹介をする際に詳しく紹介したいと思います。

 とりあえず、ここではひとつだけ紹介します。
 もしチャペルで結婚式を挙げるならステンドグラス美術館に付属しているチャペルで挙げてみてはいかがでしょうか。非常に美しいステンドグラスが祝福してくれることでしょう♪

▼由布院〜大分(14:42発) 特急「ゆふ」3号 1号車3番A席 キハ185−8


 続いて乗車は特急「ゆふ」3号です。由布院で相当数の乗客が下車。新たに乗車したのはそんなに多くはなかったようで、思ったよりすいていました。

 キハ185系には初めて乗車したんですが、なかなかエンジン音は静かで、乗り心地の良かったです。しかし・・・どうもこういう静かな列車に乗ってしまうと眠気も催してしまうようで、知らないうちに寝ていました。

 気付いた時には大分まであと10分じゃん。

〇9月1日

 いよいよ最終日です。 この日は午前中は別府の観光でもしようと思っていました。いくら鉄道の旅っていったって、乗りっぱなしなんて馬鹿げてる。(なんか言ってますが、前回は乗りっぱなしですねぇ。今後も乗りっぱなしなんて何度か・・・)

 で、ホテル・サンバリーアネックスをチェックアウトして、ホテルから出ようとしたら出口のところにタクシーが止まっていました。さすがに前日の経験があるので迷うことなくタクシーに乗車。運ちゃんに前日の話したらものすごく驚かれてしまいました・・・。

 さて・・・観光するのはいいのですが、時間的な問題もあるので、タクシーの運ちゃんにどこが良いか聞いたら地獄めぐりしたらいいよといってくれたので、そうすることにしました・・・(爆)事前に調べろよって言う噂もありますが。

 別府に着いて、さっそく地獄めぐりの観光ツアーに申し込みます。午前中だけで回れるコースがあったのでこれに申し込みましたが、この日は9月1日。観光客は随分と少なく、私の参加した時間なんか6人しかいませんでしたが、9月に入った途端こうなるのはいつものことらしいです。  

 50人くらい乗れる観光バスにたった6人のお客とバスガイドさんを乗せてスタートしましたが、この日の残暑ときたら!! 別府で34度という気温だったらしく、バスガイドさんが「地獄めぐりが暑さで本当の地獄めぐりになっちゃいましたね」なんていうし・・・なんか笑うしかないって感じでした。冗談ではなく本当に地獄めぐりでした。(爆)

 さて、バスガイドさんがせっかくカメラ持ってるなら・・・と写真を撮ってくれるということで、汗だくで死にそうになっている私を撮ってくれました(爆)。容赦ない日差しと蒸気の熱気である意味でここが一番強烈でしたね。

▼別府〜大分(11:56発) 特急「ソニック」13号

 別府に帰ってきた私はとりあえず大分に行こうと思い、切符を買いました。ちょうど特急が来るということでついでに自由席特急件も購入。JR九州の特急料金は安くていいですねぇ。

 やってきたのは883系でした。車内がどうも落ち着かない・・・。座席がねぇ。885系の座席が革張りの重厚な印象になったところを見ると883系の座席のデザインはあまり評判が良くなかったのかなぁなどと思ってしまう。

▼大分〜小倉(14:15発) 特急「ソニック」34号 1号車5番A席 クロハ884−10


 大分に着いて、ちょっとぶらぶらして食事も済ませたところで、大分駅に戻り、いよいよ帰宅の途につくわけです。
 小倉までは通称「白いソニック」に乗車です。先程も書いたとおり、座席が革張りというとても高級感あふれる車内にもう脱帽するしかありません。

 この車両は居心地も良い上に速いですねぇ。ものの1時間ちょっとで小倉まで着いてしまうのですから。車内を見渡して、JRのほかの会社の特急車両とはぜんぜんつくりが違うのが驚きです。別の国の鉄道みたいです。

▼小倉〜門司港(15:48発) モハ811−11


 小倉まで着いてまだ時間があるので、門司港駅に隣接している九州鉄道記念館に行ってみることにしました。(当然こんなのは当初の予定にはありませんでした)

 門司港行きの電車はいわゆる「スペースワールド」号と呼ばれている車両で、窓の間に写真のような照明がついています。なんか随分と高級感があるような気がします。

 さて、九州鉄道記念館にいれる時間はそれほど多くなかったので、見たい車両をジックリ見たりしていたらあっという間に時間がたってしまい、あわてて門司港駅に戻ることになってしまいました。

▼九州鉄道記念館の保存車 クハ581−8


 ちょっとだけですが、ここで紹介します。
 昔、新大阪から九州を結んだ「月光」に使用されていた581・583系です。最もこの車両はなんちゃって583系ですが。中身は近郊型に改造された後の状態となっています。さすがに元には戻せなかったようです。
 ※詳細については、裏辺所長による 日本の旅「九州鉄道記念館」 のページを参照してください。

▼門司港〜宇部新川 途中、門司・下関・宇部で乗り換え

 細かい乗換えが続くので一括します。
 門司港から門司へ出ると415系の下関行きが停車していました。ベンチレーターはなくなってしまっていましたが、車内の様子は国鉄時代からあまり変わっていないような感じでした。

 下関からはJR西日本のリニューアルされた115系に乗ったのですが、山陰本線の列車をふと見てみたらキハ23−520がまだ運用されていました(その後廃車されています)。それと下関でJR東日本のいくつかの駅で使用されている発車メロディーが鳴ったのは驚きました。聴き間違えだったのかなぁという気もしないでもないのですが。

 宇部からは105系に初乗車・・・なのですが、高校生のうるさいこと・・・あれだけで疲れてしまいました。 宇部新川からはバスで山口宇部空港に向かいます。

▼山口宇部空港〜羽田空港 ANA700便

 山口宇部空港に着きました。
 鉄道旅行なのに飛行機ですか・・・って感じですが、新幹線じゃ深夜になってしまうし、翌日から仕事であることを考えるとやむを得ないことでした。

 ところが・・・飛行機の到着が遅れてしまい、出発も遅れることに(滅)。なんだか、今回は遅れに悩まされ続けたなぁと思わざるを得ませんね。日ごろの行いが悪かったんでしょうか。まあ、それはともかくとして、飛行機に乗った途端寝てしまいました。さすがに疲れた〜。

▼エピローグ

 私にとって未知の土地はいくつかありましたが、九州と言う土地は初めてではなかったにしろ、「ほぼ」未知の土地でした。鉄道の旅をしようといろいろ候補地を挙げながら計画を練っていましたが、乗りたい列車といきたい土地がうまいこと合致したのが、今回の山陰〜九州ルートでした。ちなみに予算をはじき出す前は九州に着いた後は福岡空港から札幌へ飛んで北海道も回るぞ・・・などと考えていました・・・(馬鹿すぎる)。

≪今回のルート≫

8月28日〜29日
新横浜─(新幹線「ひかり」239号)→新大阪─(普通列車)→大阪─(急行「だいせん」号)→由良
8月30日
由良─(快速「とっとりライナー」号)→米子─(普通列車)→出雲市─(特急「スーパーくにびき」3号)→益田─(特急「いそかぜ」号)→小倉─(快速列車)→黒崎
8月31日
黒崎─(特急「きらめき」3号)→博多─(特急「ゆふいんの森」1号)→由布院─(特急「ゆふ」3号)→大分─(普通列車)→別府
9月1日
別府─(特急「ソニック」13号)→大分─(特急「ソニック」34号)→小倉─(普通列車)→門司港─(普通列車)→門司─(普通列車)→下関─(普通列車)→宇部─(普通列車)→宇部新川─(バス)→山口宇部空港─(ANA700便)→羽田空港

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