大日本史年表(旧石器〜弥生)

○はじめに

 これは、裏辺研究所作成の日本史年表です。元々は、受験対策用の問題集でしたが、編集の上年表として再掲載しました。特徴としては、流れがよくわかるように、文化を含めすべてごちゃ混ぜにした上で、年代順に並んでいる点です。また、全部までには手が回りませんでしたが、用語には解説を加えました。単なる年表ではありません。及び、ご要望があったので、明治以降を補完しています。(ただし、戦後については割愛)。

 なお、コピーを一部余分に取り、かっこ内を塗りつぶせば再び問題集としても使用できます。大学入試に、かなり有効です。そういえば、文房具店で特殊な緑色のマーカーを買って、それで塗りつぶし、赤いシートをかぶせて勉強する方法があります。お試しあれ。


当時の代表的な住居。
(福島県白河市 白河関の森公園にて)
★旧石器時代 =更新世=< 氷河 >時代(期)ともいう。
   使用された石器・・・( 打製 )石器
 1949年、( 相沢忠洋 )氏により( 岩宿 )遺跡が
 群馬県で発見。
 
★新石器時代=完新世
      使用された石器・・・( 磨製 )石器

★縄文時代(約1万200年前〜2300年前)
=日本の新石器時代
      「特徴」弓矢の出現・磨製石器の出現・縄文土器の出現
       交易状況を物語る物・・( 黒曜石 ):長野・熊本・北海道などが産地
                 ( ヒスイ ):新潟県姫川流域
      ( 貝塚 )・・縄文人のゴミ捨て場
      ( 大森貝塚 )・・1887年、モ−スが発見した貝塚
      ( アニミズム )・・自然などに霊魂があると信じる信仰
      ( 土偶 )・・生殖・収穫などを祈るために作られた土人形
      ( 屈葬 )・・縄文人の埋葬形式
       アルタイ語・・日本語・ツングース語・モンゴル語などの系統の総称
 
★弥生時代

推定復元された楼閣。(唐古・鍵遺跡)
弥生土器・・「特徴」( 薄くて硬い )( 赤褐色 )  
   青銅器と銅器が同時に伝来
     ( 銅剣 )・・・・・・瀬戸内地方に普及       
     ( 銅戈 )・銅矛・・・・九州北部に普及
     ( 銅鐸 )・・・・・・・近畿地方に普及
     米作りの上手さなどから、米を外敵から守るための組織作りなどから、次第に身分・貧富の差がでる。

 様々な墓
 ( 支石 )墓・・地上に大石を配す。
          九州北部によく見られる。
 土壙墓・( 方形周溝 )墓・( 甕棺 )墓・( 墳丘 )墓

 集落:( 環濠 )集落・・・外敵から防御するため溝で周りを囲んでいる。

           唐古・鍵遺跡・・・宣告時に描かれた楼閣の絵で有名な奈良県の遺跡。日本最大級の環壕集落。
B.C.108 漢が( 楽浪 )郡を朝鮮に設置
       ここに倭人が定期的に使者を送る(←「漢書」地理志による)
A.C.57 倭の奴国王が後漢に使者を送り、光武帝より( 漢委奴国王 )と彫られた金印をもらう
     ・・・福岡の( 志賀 )島で発見。

2世紀   邪馬台国の女王卑弥呼を盟主に倭に連合国ができる。
         ●注意!:邪馬台国ができたわけではない。
239年  女王( 卑弥呼 )が魏に使者を送り、( 帯方 )郡より返礼の使者が来て
      ( 親魏倭王 )の称号と( 銅鏡 )をもらう。(←「 魏志倭人 」伝による)
266年  邪馬台国の女王壱与らしき人物が晋に使者を送る。
 
      ★邪馬台国の身分制度・・・( 大人 )と( 下戸 )の2つに分けられる。

  以下、詳細な記録が残っておらず、しばらく空白の時代


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