(外務省ホームページより)
 今回は、ロシアの寝台特急である「赤い矢」という列車をご紹介します。
 この列車は取材当時、モスクワ〜サンクトペテルブルク間を23:55発〜7:55着(所要時間8時間)で結び、さらにまた、サンクトペテルブルク〜モスクワを23:55発〜7:55着で結ぶという、ちょっと面白いダイヤの列車です。
 日付が変わる直前まで、どう過ごすかという問題を除けば、モスクワとサンクトペテルブルクの観光にまさに理想的な列車ですね。
(撮影:コーシカ *禁転載)

客車(赤い矢─KRASNAYA STRELAと銘打ってあります)

営業してる気配はないものの、食堂車もついてました。(食堂車─RESTORANと書かれています)。
*注:英語で書くと、RESTORANT

食堂車内部
(ちょっと凄い内装ですね by 所長)

機関車と客車の連結部

車内(2等寝台の廊下。

個室の鍵。
○コーシカ氏は語る。
 実は、改札がないのでホームには入り放題です。
 検札は、各号車の入り口に一人ずつ車掌さんが立っていて乗車の際に切符を確認します。1両に二人くらい車掌さんがいるみたいなので全然問題なしです(近郊列車についてはわかりません)。車掌さんは女性が多かったように思います。しかも笑顔でした。ロシアの人はサービス業であっても─飛行機の乗務員から店の売り子まで─ほとんど笑っていないだけに驚きでした。
 なお今回は、ペテルブルクからモスクワまで寝台特急「赤い矢」の2等寝台4人個室を利用したのですが、小さい白パン・ミネラルウォーター(120ml くらい)・インスタントコーヒー/紅茶(ロシアの列車はお湯のサービスあり)・ヨーグルト・おやつ数種類(ナッツ、キットカットほか)などの軽食が用意されてました。
 お値段は、650キロを8時間弱で走って外国人料金9000円也!!
 (よく考えたら高いかも。ロシア人がいくらで乗れるのかは存じません)。