3.ヴィクトリア駅とウエストミスター聖堂

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 12月29日。ホテルで午前8時に秩父路号所員と合流。ちなみに上写真が我々がロンドンで宿泊したNovotel London West。いささか古そうな外観に見えますが、中は非常に高級感あふれる構造。そして客室数は630もあります。
 そして、ハマースミス駅から地下鉄に乗ってヴィクトリア駅へ。ここと接続する、ロンドン旧国鉄線(ナショナルレール)のターミナル駅の1つ、ロンドン・ヴィクトリア駅に向かいます(通常は旧国鉄の駅もヴィクトリア駅と呼称されます)。とりあえず外に出てみましたが、何、これ駅!?凄すぎる・・・。1851年の大博覧会の時に建てられたものだそうです。

 撮り鉄は後で楽しむことにして、とりあえず駅前へ。
 こちらはヴィクトリア・パレス劇場。さすがヨーロッパ、色々なところで劇場を見かけます。

 古建築が目立つロンドンですが、突然こんなガラス張りの建物がありました。曲面と直線を上手く組み合わせた外観が面白く、撮影します。

 近くにはビッグ・ベン・・・ならぬ、リトル・ベンが。元々は1892年に建てられたもので、現在のものは1981年に復元されたもの。黒塗りと金色のアクセントが高級感漂います。

 大通りから一歩裏手に行くと、住宅街。これでマンションだそうな・・・。すげ・・・。

 この凹凸が凄まじい建物もマンション。建築好きにはたまらないです。

 先ほどの写真の向かい側が、こんな建物。はて・・・これは何か。正面に行ってみることにしましょう。

 ガイドブックを見てみると、ウェストミンスター大聖堂というそうで、1903年の建築。英国カトリック教会の総本山です。何と無く、西洋の教会というよりも、トルコにあるビサンツ教会の寺院のような雰囲気だなあと思っていたら、やはりビザンティン様式の建築家、ジョン・フランシス・ベントリーの手によるものでした。

 ちなみに特徴的な高い塔は、聖エドワードタワー(高さ約90m)というそうです。ちなみにウエストミンスターと聞いて、ロンドンで有名なのはウエストミンスター教会(イギリス国教会)ではありますが、さてさてこちらは・・・と中に入ってみます。

 そうしますと、まさに荘厳という言葉がふさわしい感動的な内部でした。昨年にマカオの教会を見たときも感動しましたが、やはり本場は凄いものです。

 声になりません。

 私にとってヨーロッパ初の教会見学となったこともあり、この衝撃は特に強いものでした。天井まで、よくこんなに徹底して装飾にこだわりますね。

 その後見ることになる、ウエストミンスター教会やセントポール大聖堂に比べると地味ではありましたが、まさに私にとって異文化との対面となった記念すべき教会でした。ロンドンを訪れる方は、まずここからスタートされると良いと思います。

 さて、素敵な教会を堪能したところでヴィクトリア駅に戻ってきます。先の予定がありますので、あまり時間は取れませんが、とりあえず駅に停車中の車両だけ、撮っておくことにしました。

 まずはサウザン鉄道のクラス455。

 そして、この列車はクラス456と併結した編成。なかなか日本とは異なる連結方法ですね。

 こちらが先頭に立つクラス456。

 こちらは、ガトウィック空港へ向かうガトウィックエクスプレス。ちなみにガトウィックエクスプレスに向かう車両は、こちらの貫通扉を持ったクラス442のほか、南海電鉄の特急ラピードにも似た、独特な形状の車両(クラス460)も存在するのですが、本日は撮影できませんでした。

 こちらはサウザン鉄道のクラス377。

 続いて地下鉄でエンバングメント駅に進み、隣接するナショナルレールのチャリング・クロス駅(上写真)へ。
 こちらはサウスイースタン鉄道のクラス465。1991年に運行を開始した車両です。

 サウスイースタン鉄道のクラス466に乗車し、ロンドン・ブリッジ駅へ向かいます。
 ちなみにこの車両、先ほどのクラス465と外観がほとんど一緒で、1993年に登場した車両です。

 途中、素敵な教会を見つけましたが何なのかは不明。

 さて、ロンドン・ブリッジ駅に到着。なんだか、卵のような形の車両が。2004年に登場したクラス376です。

 秩父路号所員曰く、「ここは次々と列車がやってくるので面白いですよ」とのこと。
 ・・・我慢できません。15分程度、撮り鉄タイムと致します。味野さん、ごめん!

 ロンドン・ブリッジ駅は巨大な駅でして、ご覧のようにホームがたくさん並んでおり、当然のことながら列車も多数停車しております。先ほどヴィクトリア駅で見た車両もいますね。

 ホーム先端に行くと、このように写真が簡単に撮れます。・・・にしても、霧が凄い。

 サウスイースタン鉄道のクラス465。先ほど掲載したものとは、良く見ると塗装や窓の形状等が異なっています。

 駅に入線するクラス465。

 こちらもクラス465。

 クラス376。

 サウザン鉄道のクラス455。

 ファースト鉄道のクラス319。

 クラス376の並び。

 そして、クラス376に乗って出発します。驚くほど静かだったのが印象的でした。モーターの音など、ほとんど聞こえません。

 ロンドン郊外のグリニッジ駅に到着。

 さて、ここからある場所に向けて歩きます。