○プラハ:カレル橋とプラハの街並み

 チェコの首都、プラハにあるカレル橋。ヴァルタヴァ(モルダウ)川に架かる、プラハ最古の石造りの橋で、1357年にボヘミア王カレル1世(のち神聖ローマ帝国に選出され、カール4世)によって建設が着工されました。

 ドイツ人建築家のペトル・パルレーシュが建築を手がけ、1400年ごろに完成。橋の長さは約516m、幅は10m。16連のアーチから形成されています。また、両端に防衛のために塔を設けたほか、橋には30人の聖人の像が設置されています。その中には、日本にも縁が深いフランシスコ=ザビエルと、それを支える東洋人という像もあります。

 美しい橋は裁判や戴冠式の行進など、様々な行事やイベントに使われ、またハプスブルク家と周辺国との間で戦われた、三十年戦争が終わる1648年には、侵攻してきたスウェーデン軍との間で、この橋の上で和平条約が結ばれました。

 以下はプラハの風景です。


 *写真は株式会社デネットが販売する「写真素材 世界遺産2世界編 ヨーロッパ」を使用しています。