8.旧王都ムツヘタ


今度はさらに東へ、トビリシから西へ20kmの距離に位置するムツヘタを見に行きます。ここは、ムトゥクワリ川とアラグヴィ川が合流する場所にあり、紀元前4世紀から6世紀までイベリア王国の首都でした。334年には、キリスト教がイベリア王国の国教として定められたことから、ジョージアのキリスト教化が始まった聖地としても名高く、一時はジョージア正教(グルジア正教)の総主教座がありました。なお、ムツヘタの歴史的建造物群として、街全体が世界遺産に指定されています。


まずは、スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂へ。334年にキリスト教がイベリア王国の国教となった際、聖女ニノによって建てられたものです。何度も修復され、現在残っている教会は11世紀の再建。遷都後もジョージア正教の大主教座はここに残り、歴代国王の戴冠式が行われてきました。












ムツヘタの通りの先、丘の上に見えるのはジュヴァリ大聖堂(世界遺産)。









町外れにあるベブリスツィヘ要塞(14世紀建築)。廃墟になっているが、ムツヘタ全体を見渡せます。



左の丘の上にジュヴァリ大聖堂、右の隅にスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂。市街からジュヴァリ大聖堂までは約13q。バスは出ていないのでタクシーを使いました。市街との高低差は200mあります。

さて、史跡に関する内容はここまで。最後に、ジョージアの食事など小ネタを少し紹介します。



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