秩父路号のオランダ旅行’15(1)ユトレヒトの町並みとドム塔


○解説

 ユトレヒトはユトレヒト州の州都で、オランダ第4の都市。首都であるアムステルダムから南に約30kmに位置します。ローマ帝国が47年頃に建てた要塞を起源に持つ非常に古い歴史を持ち、八十年戦争(オランダ独立戦争)のさなかである1579年には、ネーデルラント北部7州がスペインの支配に対する軍事同盟としてユトレヒト同盟をを締結。これが後のネーデルラント連邦共和国、オランダ王国へとつながっていきます。
 オランダ最大の大学であるユトレヒト大学が置かれているほか、ひときわ目立ちユトレヒトのシンボル的存在なのが、今回ご紹介するドム塔(ドムトールン/Domtoren)。高さ112mで、465段の階段を持ちます。1321年から1382年にかけて建設されたもので、元々は現在のドム教会である大聖堂と回廊を通じて繋がっていましたが、1647年の大嵐で回廊が崩壊。以後、回廊は再建されることなく広場となったことから、分断されたままになっています。
(撮影:秩父路号/解説:秩父路号&裏辺金好)

○場所



○風景


アムステルダム?いえ、これがユトレヒトの町並みです。




ドム塔が見えてきました。


長崎県にあるハウステンボスにあるドムトールン(上写真)のモデルです。そっくりですね。ハウステンボス自体は、だんだんオランダをテーマにした雰囲気から離れつつありますが・・・。

○ユトレヒト中央駅で撮り鉄


オランダ鉄道のSGM型(2900形)電車。"Sprinter"(スプリンター)の愛称を持つ3ドアの通勤用電車です。なお2両編成は2000形と呼ばれます。


オランダ鉄道のDM '90型(3400形)気動車。


オランダ鉄道のICM型(4000形)電車。4両編成は4200形と呼ばれます。


オランダ鉄道のMat '64型。犬の鼻(ドッグノーズ)として親しまれ、2両編成の"Plan V"型(400・800形)と、4両編成の"Plan T"型(500形)が存在しています。

ユトレヒトからはバレーラインが運行する私鉄路線が存在しています。


こちらは流線型の別タイプの車両。


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