Mr.Sのスロベニア紀行’17:軍事歴史博物館公園


○解説

 スロベニアにある人口約6000人弱の小さな市である、ピフカ(Pivka)。ここには軍事歴史博物館公園(以下、軍事博物館と表記)があり、数々の戦車、戦闘機、火砲や銃などが見られます。
 スロベニアはもともと、1991(平成3)年にユーゴスラビア連邦から独立を果たした国であったことから、その展示物はアメリカ、ソ連双方から導入したものが一堂に会し、なかなかの見所となっています。
(撮影&解説:Mr.S/補足:裏辺金好)

○軍事歴史博物館公園の場所


○風景



ピフカ駅
スロヴェニア国鉄が東西・南北の路線に分岐する駅ですが、駅員は常駐せず無人駅になっている模様。中心市街地は駅から2,3q程北にあり、駅周辺に商店やレストランは少ないです。

ピフカ駅
軍事博物館が数少ない名所らしく、ホームの壁に案内がありました。



軍事博物館への道。駅前の歩道には、足跡と博物館マーク(大英博物館のファサードっぽいアレ)で博物館のルートが示されていますがが、踏切を渡った先で途切れてしまいます。目視できるからいいけども。




大きな道路に面した丘の上に軍事博物館があります。

早速、アメリカのシャーマン戦車(アメリカ)がお出迎え。

こちらはT−55(ソ連)。ユーゴスラビア人民軍の制式装備で、スロベニア独立戦争でも使用。

インフォメーションセンター
パンフレットによると、インフォメーションセンターは「Komanda」と呼ばれる建物で、Komandaとはformer command facility of the barracks(元・司令施設)だとのこと。




インフォメーションセンターに入ると、チケット売り場兼ショップがあります。パンフレットから土産物、ミリタリーグッズと充実。販売物の間に、戦車の徹甲弾らしいものが置いてあったりもします。


博物館敷地内には、北から順にA棟、インフォメーションセンター、D・E棟、B・C棟と並んでいます。A棟のみ低い段にあり、3階が入口。ただし、3階は入口だけで、展示室は1・2階です。


しばらくA棟2階の展示を御紹介。この階は、第二次世界大戦から十日間戦争(ユーゴスラビア連邦からの独立)、現在までの解説と、小火器類の展示が中心。全体的に薄暗く、歩哨のマネキンが居る等、塹壕や陣地をイメージした造りになっています。








射撃シミュレーションコーナー。




階段の壁にスヌーピーのウッドストックみたいなキャラクターが描かれていました。マスコットなのかというと、他ではさっぱり見かけず、謎。


↑ PAGE TOP