Mr.Sのスロヴェニア紀行’17:入国〜リュブリャナ旧市街


○スロヴェニアの基本データ

1 面積 2万273平方キロメートル(四国とほぼ同じ)
2 人口 約206万6千人(2017年1月(統計局))(四国は約378万8千人)
3 首都 リュブリャナ(人口28万9千人)(2016年12月(統計局))
4 言語 スロヴェニア語
5 宗教 カトリック 57.8%、イスラム教 2.4%、
セルビア正教 2.3%、プロテスタント 0.8%、
その他(含:不明・無信仰)37.7%(2002年国勢調査(統計局))
※以上、外務省ウェブサイトから転載。 ただし、国名等について、外務省は「スロベニア」としていますが、駐日スロヴェニア共和国大使館ホームページは日本語表記を「スロヴェニア」にしているためこちらに統一しました。なお、スロヴェニア語表記はSlovenija、英語表記はSlovenia です。ちなみに、四国は約1万8803平方キロメートル、約388万8千人なので、面積は近いが人口密度はほぼ半分。
(撮影&解説:Mr.S)

○スロヴェニアの場所



○風景


フライト
今回は、コストと所要時間のバランスが良いフィンランド航空を利用。成田空港→ヘルシンキ空港(フィンランド)→ヨジェ・プチェニク空港へ。計16時間20分(乗り継ぎ2時間20分含む)の旅でした。


ヨジェ・プチェニク空港
ヨジェ・プチェニク空港は小さな空港だが、ロビーにレトロなグライダーが吊るされていて遊び心があります。


赤い瓦屋根が連なるリュブリャナの旧市街。写真をクリックすると拡大表示します。


リュブリャナの中心部にはリュブリャニツァ川が流れ、川に沿って繁華街が広がっています。


旧市街に美しいレトロな建物が並ぶ一方・・・。

新市街には妙な建物も。

竜の橋
リュブリャニツァ川にかかる橋の一つ、竜の橋。1901年に竣工した、リュブリャナ初の鉄筋コンクリートの橋。名前の通り、橋の左右・両端に計4匹のドラゴンの像が飾られています。



このため、ドラゴンがリュブリャナのマスコットになっており、ぬいぐるみやTシャツ、キーホルダー等としてあちこちで見かけました。


ということで、マスコットキャラクターとセットで記念撮影。



リュブリャナ城
市街の中央、リュブリャニツァ川の大カーブを望む丘の上に、1144年に築城。14世紀からハプスブルク家の持ち城になり、16世紀には現在の姿になりました。


リュブリャナ城
城の南西にある城門。橋の下は幅の広い空堀になっています。


リュブリャナ城
城内の塔に登るための螺旋階段。

リュブリャナ城
城内の塔から中庭を望んだ風景。

こちらは夜景。


ツェキノフ城
 市街の北西にあるティヴォリ公園内に建つツェキノフ城。城といってもリュブリャナ城のような中世城郭ではなく、バロック様式の城館。内部は国立現代史博物館となっていますが、装飾の施された部屋も残されています。

ツェキノフ城
博物館部分では、第一次・第二次世界大戦や、ユーゴスラビア連邦、連邦から独立した際の十日間戦争等の資料を展示しています。15世紀から続いたハプスブルク家の支配が終わった第一次世界大戦が、スロヴェニアにとって現代史のスタートだとか。



ティヴォリ城
ツェキノフ城と同じくティヴォリ公園内に建ちます。こちらも城というよりも宮殿。アートギャラリーとして使われていますが、やはり館内には多くの装飾が残されています。



リュブリャナ市立博物館
市立博物館は古代から現代までの様々な歴史展示を行っていますが、古代・中世の遺跡の上に建っていることが特徴。地下階はその遺跡を直接見られるようになっています。


リュブリャナ市立博物館
市立博物館の前はフランス革命広場で、黄金のナポレオンのマスクをはめ込んだ記念碑が建っています。これは1809年、ナポレオンがハプスブルク家との戦争に勝利し、獲得した領土をイリュリア州として成立させました。この時、スロヴェニア語が公用語となり、また現在のスロヴェニアの国境の原型となったことに由来するものです。

国立博物館・自然史資料館
1885年建設の国立博物館。多数の考古・歴史の展示があり、特にローマ帝国時代のものが目立ちます。

国立博物館・自然史資料館
ローマ時代の銅像。高い円柱の上に置かれていたらしい。

国立博物館・自然史資料館
現時点で見つかっている人類最古の楽器である骨笛。


国立博物館・自然史資料館
敷地内に自然史資料館が併設され、こちらは大量の剥製や化石を展示しています。こちらはマンモスの全身骨格。

国立博物館分館
本館から1.5qほど東に分館があります。



国立博物館分館
訪問時は特別展をやっていました。「SAMURAJEV」とあるので、恐らく「サムライ」展でしょう。 刀剣・甲冑から剣道・弓道・薙刀まで取り揃えて展示。


しかし、壁面に貼られた幕の内容が謎。家紋と句をセットで載せていますが、意味不明な組み合わせ。家康の辞世の句に三つ巴(小早川家等)、芭蕉の句に二つ引き両(足利家等)、杜口(江戸時代の俳人)の句に七五桐(豊臣家)…。

他にも大内義隆と加賀梅鉢、大田道灌と三つ葉葵…。



なお、常設展示は過去のオリンピックメダリストや衣装等様々。中でも武器・甲冑の展示が妙に充実。



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