Mr.Sのスロヴェニア紀行’17:ポストイナ古城&ポストイナ鍾乳洞


○解説

 シュコツィアン鍾乳洞と並び著名な鍾乳洞があるポストイナの街。観光地図を見ると中心市街を見下ろす小山に「Old Castle」の文字が。石だらけの山道を登ると城壁らしき石壁が残っていました。地元の博物館で聞くと「古代ローマの砦があり、中世まで使われたが17世紀に嵐で崩落した」とのこと。
 城壁内にはトーチカのようなものもありましたが、さて・・・。

○場所



○風景










続いてポストイナ鍾乳洞へ。全長約27q超という、スロヴェニア最大の鍾乳洞です。

入口に入るとトロッコ乗り場。トロッコで2km奥へ。

鍾乳石が立ち並ぶ中を、結構なスピードで突っ走ります。

トロッコを降りると、美しく多彩な鍾乳石がお出迎え。フラッシュ禁止だが、鍾乳洞部分でも撮影可。

シュコツィアン鍾乳洞と異なり、ポストイナ鍾乳洞は19世紀前半から観光地となりました。鍾乳洞の存在自体は古くから知られており、洞内には訪問者が残した1213年のサインもあるとか・・・。

鍾乳石(石筍)の色は鉄分等、ミネラル分によって変わります。



右の純白の石筍はブリリアントと呼ばれ、ポストイナ鍾乳洞の見どころの一つ。


出口近くにある大きな穴。第二次大戦でスロヴェニアに侵攻したドイツが、洞内のこの穴にガソリンを貯蔵していました。ちなみにレジスタンスに放火されたため、この周辺は煤だらけ。

ポストイナ鍾乳洞内には、多種の洞窟生物がおり、その代表がプロテウス。日本語ではホライモリ。人の肌に近い色をしているため類人魚、また、ドラゴンの子供と信じられドラゴンベビーとも呼ばれた。洞内環境に対応し視力は退化、100年近く生きるとも。

なお、マスコットとしてぬいぐるみが大量に売られていました。

鍾乳洞の展示施設でも、プロテウスとホソクビムシが解説キャラクターに起用されています。



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