ネオンの台湾旅行記’15(2)九分


 さて、ここでバスに乗り換えますが・・・ぼろいww 1062番の金瓜石行き、すごいのが来ました。
 もっと新しいバスもあるようですが、休日は 行列ができる人気路線なので、ぼろいのも駆り出す必要があるようです?

 時刻表は掲示されて無いですが、10分間隔くらいでやってきます。 これでさらに70〜80分乗車。


こんな山の上に。 やってきたのは、千と千尋の神隠しのモデルとなったという デマが流れている街、九分でございます。 実際には、道後温泉とか江戸東京たてもの園がモデルらしく、九分は全く関係が無いそうです。
(なお、実際の表記は分ではなく、にんべん+分ですが、環境によっては表示できない可能性があるので、ここでは九分と表記します。)


さっそく老街へ。見よ! 人がゴミのようだ!
(それアニメ違うって・・・)


前に進むのにも難儀する状況。


昔は九軒しか家が無いような山奥だったということで、九分と呼ばれていたようですが、この観光客の数はすごいですね!!


かつては、鉱山都市として栄えていたようです。

寺院

この混雑は麻布十番納涼祭並みだと言ってる日本人が居ましたが、そこは「高低差」や「臭豆腐」が無いのでこっちのほうがより大変だと個人的には思います。


こちらが九分で一番有名な建物。
建物に湯婆婆の屋敷 とか書いてありますがここは千と千尋のモデルの地じゃないって!!さらに、近くのオカリナ屋から「もののけ姫」のBGMが流れていましたが、それ、アニメ違う・・・。もはや、何でもありですな。

千と千尋の神隠しのモデルの地ではありませんが、そういうデマが横行するのは、建物にそうやって書いてあるからなのですね^^;


その建物全景。確かに雰囲気は良いです。

狭い老街の階段を最上段まで登ってみました。

聖明宮。台湾のお寺は屋根の装飾がすごいね。


日没になってきました。

 かつてはここに鉱山労働目的の軽便鉄道が走っていたようです。現在の超混雑ぶりを考えると この鉄道が残っていたら良かったのにねぇ・・・。

 帰りは、九分バス停から乗りますが、行きであれだけバンバン走っていた台北⇔金瓜石の1062番バスは 1時間待っても来ず、全く役に立たない九号停車場行きばかり来る。 もしや、人が多すぎるため、本当は台北行なのに 前面表示は九号にしてるとか?

 台湾のバスは時刻表も運賃もバス停に掲示が無いので、よく解らん。 たまに基隆行が来ても、混雑で乗れないとか。タクシーも台北などの長距離じゃないと相手にしてくれないかも。 (多少ぼられても、車で70〜80分のところを1000元(約4000円)なので  バスの10倍とはいえ、日本の感覚では安いものですが。) ということで、九分に行かれる方は帰りの交通手段は要注意です。 この人間の量は、もはや街の収容限界を超えています。

 土休日に行かないのが一番の対策だと思いますが、例えば 朝から行って、その後金瓜石も観光して金瓜石からバスに乗るというのが良さそうです。(九分の夜景は撮れませんが・・・) 道が狭くて渋滞するというのもありますので間違っても、帰国日に九分に行くというのは危険です。

基隆・台北・瑞芳のいずれかの行先であれば台鉄の瑞芳駅に停まりますので、その中で乗れるものに乗り瑞芳駅で鉄道に乗り換えるという戦法に。即座に自動券売機で切符を買い、遅延していた途中の八堵止まりの区間車に乗り込むという荒業。鉄路になればこちらのターンです。

八堵で列車を乗換え、台北とは反対側の基隆で下車。この日とその翌日は、基隆で泊まります。

翌日も瑞芳駅を拠点に、そこから延びる平渓線というローカル線を堪能する計画です。



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