ドイツ鉄道ICE1(BR401系)


○解説

ドイツの技術を結晶し、1991年に誕生した高速鉄道ICE (=Inter City Express)。ドイツ語で「イー・ツェー・エー」と読みます。ハノーファー〜ビュルツブルク、マンハイム〜シュトゥットガルトの高速新線(NBS)の開業を契機に、最高速度250km/hで運転を開始し、在来線改良区間なども駆使して、今やドイツ全土と、スイスのチューリッヒやオーストリアのウイーンなど、国際列車としても活躍しています。
 さて、最初に投入されたのが、上写真のICE1(形式はBR401系)で13両編成。両端に機関車を配置し、その間に客車を連結するプッシュプル方式(動力集中方式)を採用しています。ただし、分類上は「電車」とのこと。
 2005年からは、全編成(59編成)がリニューアルを開始。ICE3並の内装に、動力機器の交換なども行い、新車同様の状態で再登場している。その費用たるや、1億8000万ユーロ(時期によって変動しますが、だいたい約300億円弱)!!
(写真:ウィーン西駅/撮影:kenura様)
(本文:裏辺金好)

○ギャラリー

TGVと並んだICE 1
(写真:シュツットガルト駅/撮影:kenura様)

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