裏辺研究所 >
雑学万歳
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対人関係のお話
担当:八十八舞太郎
今回の雑学万歳は、久し振りに哲学のお話。
人が仲良しになる物理的条件として、互いの距離が単純に縮まること(これを「近接性」と呼ぶ)がある。単純に、同じクラスor職場になった、隣に引っ越してきた、などの要因だ。そして、距離が近いと様々な利点がある…近いとそこまで行くコストがかからない、即ち利便性、人は返答が帰ってきたら快感を感じるようになっていて、近い人はそれだけ早い返答が期待できる(「応答性」と呼ぶ)、単純にその人と接していると、その人の好感度が上がっていく(単純接触効果とも)…結果的に遠距離恋愛は、これらの隣接性によるメリットが得られず、更に新たに好感を持つ友人が増えるため、過去の記憶として埋もれてしまうらしい。これが長続きをしない理由だとか。まぁこれが心理学的な理由。
応答性や単純接触効果を得るためには、挨拶をすればよい。繰り返し挨拶をしていると好感が得られるのはそのためだ。意中の人と積極的に話すのがコツ、らしい…ただし程々に…ストーカーに間違われるから・・。
ついでながら・・・単純接触効果のオマケ話…
人は新奇なものに対し不安、嫌悪感を抱く。しかし何回もそれを見ることでその存在を知り、心を許せるようになっていくのだ。新人アイドル・タレントが用もないのにちょこまかと出しゃばるのは、そんな理由があるの。教授は国民的(大バカ)アイドルグループの、モー○ング娘を例に教えてくれた。そこらの中学校にもいそうな普通のガキに、何であんなにファンがつくのか…こんな理由がある。
また外見が良いと、その人の人生、性格、仕事が良いものと勝手に推測してしまう傾向もあるらしい。更に美男美女の言うことやることは、全て正しいと思い込んでしまうきらいもあるようだ。だからニュースキャスターには美人が多いとか…。