2008年3月20日〜5月18日に幕張メッセで開催された「恐竜大陸」。 展示量が非常に多く、その全てをここで紹介することは不可能ですが、開催期間も終了したことですし、大き目の写真でたっぷりお見せしましょう!上写真は、入り口で早速顔を出すオメイサウルス・テォアンフェンシス。ジュラ紀中期〜後期の竜脚類で、全長は20m。化石の産地は中国の四川省です。
1.「足跡化石」に注目してみよう
一見地味に見えるのですが、骨と違い「生きていた時」の動きが残ったものなんですね。走る、泳ぐ、歩く、群れをなす、こういった行動が繁栄されるのが足跡化石。ですから、足跡の状況からこの恐竜は泳いだのではないかと推測できたりもしていましたね。また、足跡が同じ方向に並んでいれば、実際に群れをなしていたことの証拠になります。
2.竜脚類の体つきを見てみよう
竜脚類の場合、大腿骨の頑丈さにくらべて華奢な頭など、大きな体を支える工夫というのをこういった展覧会で確認できるがポイントですね。首の骨も細いですし。また、オメイサウルスなど、中国の竜脚類は自衛のために尾に塊のようなものをもっています。大型であるだけでは生き残れなかったということで、興味深い点です。
3.当時の環境に注目してみよう
「今回も」ですが、当時の古地理図や昆虫化石、植物化石などが紹介されています。そこから当時の環境がどのようなもので、そこでどんな恐竜が発展したのか、という目で恐竜博を見ると面白いと思います。