ニホンイノシシ


(写真:多摩動物園/撮影:裏辺金好)

●基本データ

分類: 哺乳綱 鯨偶蹄目 イノシシ科
学名: Sus scrofa leucomystax
英名: Japanese wild pig
生息地 :日本(北海道以外)

●解説

 2007年の干支でもあるイノシシ。北海道以外ならどこでも見かけることの出来る動物で、普段は里山に住んでいます。ところが、時折我々の住居の近くまで現れ、農作物を荒らして問題となることも。雑食性で、果実から昆虫、ネズミまで食べますし、さらには長い鼻で土を掘り起こし、植物の根まで食べるため、我々の世界は魅力的なんですね。そう、かなりの食いしん坊です。東京都の多摩動物園では、ジャガイモやサツマイモ、おからを、愛媛県の砥部(とべ)動物園では、リンゴ、サツマイモ(生&蒸)、ニンジン、パン、キャベツ、白菜、乾草など、何でも食べさせているそうで・・・。

 ただ、食いしん坊だとなめてかかると痛い目に遭います。
 というのも、イノシシは上あごの犬歯が大きく、特にオスはそれが牙になって一生伸び続けるのだとか。結構怖いです。

 ところでイノシシと言えば、「ウリ坊」という言葉を聞いたこともある人もいると思います。これはイノシシの子供に付けられた愛称で、生後半年まで体に白い縦縞があることに由来しています。ちなみに、イノシシは1回に3〜12頭ほど子供が生まれます。


何か御用ですか?とでも言いたげな表情。(多摩動物園にて)

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