コブハクチョウ
(写真:北海道標津郡標津町/撮影:さく電)
●基本データ
分類:鳥綱 カモ目 カモ科学名:Cygnus olor
英名::Mute Swan
●解説
くちばしの上には和名の由来となった黒いこぶのような部分があります。西洋では「ハクチョウが鳴くのは死期が近いときだけ」という俗説があるため、「無音のハクチョウ」という英名を持っています。もっとも実際には必要に応じて様々な鳴き声を上げます。デンマークの国鳥であり、本来はヨーロッパや中央アジアを中心として生息しています。ハクチョウの中でも優雅な姿が好まれ、古代から飼育が始まっていました。日本では1950年代に飼い鳥としてヨーロッパから移ってきたものが公園や動物園などで飼育されましたが、一部は野生化し、北海道を中心に、越冬の際は茨城県にも姿を現します。
(解説:さく電)