スタウリコサウルス
(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)
●基本データ
分類: 獣脚亜目学名: Staurikosaurus
学名の由来:南十字星のトカゲ
産地:ブラジル
時代:三畳紀中期〜後期
●解説
最も原始的な肉食恐竜の1つとして注目されている恐竜。肉食恐竜の基本的な形態である、ギザギザの歯などはしっかり持っています。これらの初期の肉食恐竜が発見されたことにより、南米が世界の恐竜研究において、一躍重要かつ有名な場所となりました。
一応、スタウリコサウルス科と細かい分類はされています。しかし、この三畳紀後期の恐竜は、後の時代に出てくる様々な恐竜の祖先であったり、ただの原始的な恐竜の1つであったるするなど、なかなか分類学的には決定しづらいことがあります。
(解説:馬藤永徳)
●ここに注目!
後の時代の恐竜に比べて、単純な構造の頭部をしています。たとえば、あごの間接部分も単に上と下が繋がっているだけの、単純なもの。
(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)