タラソドロメウス
(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)
●基本データ
分類: 翼竜学名: Thalassodromeus
学名の由来:海の走者
産地:ブラジル セアラ州
時代:白亜紀前期
●解説
大型の翼竜。頭骨だけで1.5mに達し、翼開長さは4m。トサカの表面に溝が複雑に走っていることから、血管が流れていたものと推定されます。このことから、このタラソドロメウスのトサカは、体温調節に使われていたのは確実であると考えられています。はさみのように細く長いくちばしは、海にくちばしを入れて魚を獲るのに適していたと考えられています。
(解説:馬藤永徳)
●ここに注目!
色はあくまで推定ですが、とにかく大きなトサカ。ディスプレイとしての役割もあったのでは?考えられています。
(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)