ルーフェンゴサウルス
(写真:福井県恐竜博物館/撮影:裏辺金好)
●基本データ
分類: 竜脚亜目学名: Lufengosaurus
学名の由来:ルーフェン(雲南省禄豊)のトカゲ
産地:中国雲南省
時代:ジュラ紀前期
●解説
中国の雲南省で発見された初期の草食恐竜の1種類である、古竜脚類の1つ。この時代のこの地域を代表する恐竜であり、たくさんの個体が見つかっているため、下部禄豊層の脊椎動物群は、「ルーフェンゴサウルス動物群」と総称されるほどです。体の大きさの割に頭骨が小さく、首が長いのが特徴です。また竜脚類と異なり、ルーフェンゴサウルスなどは二足歩行をすることが出来ました。この種類はおそらく草食ですが、古竜脚類の一部は雑食であった可能性もあります。
またルーフェンゴサウルスの場合、稀に良い状況で頭骨が見つかっています。頭骨は流されたりして、損失していることが多く、完全な標本があるものは貴重なものとされます。
(解説:馬藤永徳)
●復元モデル
(写真:福井県恐竜博物館/撮影:裏辺金好)