ヨコハマ恐竜展2017 〜動く!ほえる!恐竜の森〜

 2017(平成29)年7月15日(土)〜9月3日(日)にかけてパシフィコ横浜にて開催されたヨコハマ恐竜展2017 〜動く!ほえる!恐竜の森〜。 パシフィコ横浜で開催される恐竜博は毎年小粒で、特に昨年は化石商が適当に並べただけの無残な展示だったので、たいして期待していなかったのですが、良い意味で裏切られまし。  まあ、展示スペースの半分は飲食ゾーンやゲームゾーン、さらに残る半分の半分も動く恐竜ロボットゾーンだったのですが(私は好きですけど)、要は4分の1の展示スペースの中で、恐竜の基本的な知識や生態などが、解りやすく詳しく、マニアックな化石も散りばめながら展示されていました。



▲展示解説の例

 さらに、スタン(ティラノサウルス)とケルシー(トリケラトプス)の2体の大部分の骨格がそろっている恐竜化石は、前後左右から見ることができるのもポイント。あと、会場の外では別イベントで機動警察パトレイバーのイングラムや、攻殻機動隊のタチコマなどがいました。眼福です。
(解説:馬藤永徳&裏辺金好/撮影:裏辺金好)

〇主な展示物


メガロサウルス(下あご)

イグアノドン(歯)
複製品ですが、1882年、最初期に発見された恐竜であるイグアノドンの記載・命名者となったギデオン・マンテルが最初に手にした化石です。

イグアノドン(頭骨)


スカフォグナトゥス
ジュラ紀後期の翼竜


アルティリヌス(頭骨)
白亜紀前期のイグアノドン類


恐竜の糞


恐竜の卵


ラプトレックス(頭骨)
白亜紀前期または後期のティラノサウルス類


トリケラトプス・ホリドゥス ”レイモンド”
レイモンドと名付けられた、このトリケラトプス。骨がバラバラにならず、全身の関節がつながったままで発見された唯一のトリケラトプスです。


ミオモラペルタ(頭骨)
ジュラ紀後期の曲竜類 ノドサウルス類。


始祖鳥

コンコラプトル

プシッタコサウルス

シノサウロプテリクス
世界で初めて報告された羽毛恐竜。



ティラノサウルス
赤い矢印の先には穴が開いていますが、現生の鳥類に見られる「トリコモナス症」と呼ばれる寄生虫による伝染性感染症とみられています。


ゴルゴサウルス(頭骨)
赤い矢印の部分は脳腫瘍の痕。まっすぐ歩くことも困難な状態だったと考えられています。


ゴルゴサウルス(肩骨)
大きな怪我が原因で骨腫瘍ができ、骨が大きく変形。こうなってしまったのは、脳腫瘍の影響とみられます。





オルニトミモサウルス類の一種


ティラノサウルス・レックス ”スタン”


トリケラトプス・ホリッドゥス ”ケルシー”

骨格が動くティラノサウルス・レックス





様々な恐竜が復元モデルとなって展示



おまけ
パトレイバー(イングラム)とタチコマ。

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