巨大恐竜展2024


 2024(令和6)7月13日(土)〜9月14日(土)にかけてパシフィコ横浜(展示ホールA)で開催された「巨大恐竜展2024」。
 読売新聞社主催、大英自然史博物館、福井県立恐竜博物館、福井県立大学恐竜学研究所の共同企画によるもので、大英自然史博物館から初来日した、全長約37メートルの「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本(上写真)と、そのインタラクティブ展示を中心に、主に福井県立恐竜博物館が所蔵する国内外の標本あわせて約100点を中心に、恐竜の巨大化や繁栄の歴史を紹介しています。
 (解説:裏辺金好&馬頭永徳)





トゥリアサウルス
後期ジュラ紀の竜脚形類で、スペイン(アラゴン州)で産出されたもの。全長は20mを超えると推定されています。


ステップマンモス

メガロサウルス(下顎)

ナガスクジラ(現生)
2020年5月に福井県美浜町に座礁した個体を元に製作。全長18mのオスです。

パラケラテリウム
新生代古第三紀(漸新世〜第四期)に棲息した、角が無い細身のサイの仲間。体長は7m、体重11トンを超えると推定されています。


ホッキョクグマ
国立科学博物館所蔵

ショニサウルス
後期三畳紀に棲息した魚竜類。全長は21mになると推定されます。北九州市立自然史・歴史博物館の所蔵。


ケツァルコアトルス
後期白亜紀の翼竜で、翼開長は10mを超えます。この個体は半分のサイズで造られたもの。

プテラノドン

アルダブラゾウガメ(現生)
インド洋のセーシェル共和国の諸島のうち、アルダブラ環礁の固有種です。国立科学博物館所蔵。

チャラワン
前期白亜紀のタイで生息したワニの仲間。あごの骨だけで1.1mあり、全長は10mになると推定されています。

ナイルワニ
国立博物館所蔵


ガストルニス
新生代古第三紀(前期始新世)の大型の鳥類。

エピオルニス
新生代古第三紀(前期始新世)の大型の鳥類。飛べない鳥としては最大級の大きさでで、最も重く(約500s)、マダガスカル島に棲息。遅くとも18世紀までに絶滅したといわれます。



メガネウラの一種
古生代ベルム紀の巨大化した昆虫。トンボに似ていますが、別のグループです。

パラプゾシア
後期白亜紀の史上最大級のアンモナイト。その中でも世界最大級の化石で、殻の直径は約1.7mもあります。徳島県立博物館所蔵。

メソプゾシア
後期白亜紀のアンモナイトで、北海道で産出。住房部が失われていますが、全長1,2mと推定されています。

ダイオウイカの腕と眼球と口器

アラントコンカ科二枚貝
古生代ペルム紀の二枚貝で、岐阜県大垣市から産出。


ヘレラサウルス

コンカベナートル


ティラノサウルス



スピノサウルス
オダイバ恐竜博覧会2024でも登場したスピノサウルスのロボット。水棲だったという最近の学説に基づいた姿が再現されています。


ディロン
前期白亜紀、中国遼寧省から産出された恐竜で、ティラノサウルス上科として初めて羽毛が見つかった恐竜です。

ラプトレックス
前期白亜紀の獣脚類ですが、ティラノサウルス類の幼体であるという見方が強まっています。



ティラノサウルス”ワイレックス”
20体以上の骨格が発見されているティラノサウルスのうち、ワイレックスの愛称がある個体。尾椎の端が激しくただれた跡があり、他のティラノサウルスに尾を食いちぎられたと考えられています。


モザイケラトプス


エウロパサウルス



テチスハドロス
後期白亜紀のイタリアで産出された鳥脚類。全長4mと小柄なイグアノドン類です。



トリケラトプス


プシッタコサウルス


アンテトニトルス

オメイサウルス

エオラプトル

ここからはパタゴティタン・マヨルム関連の展示

サルタサウルス(大腿骨)


竜脚類の卵殻

ティラノサウルス類の卵



パタゴティタン・マヨルム
アルゼンチンのパタゴニアで発見された、全長約37メートルという世界最大級の巨大竜脚類(ティタノサウルス類)。

バロサウルス(ロボット)


ディプロドクス
後期ジュラ紀の北アメリカ大陸に生息していた竜脚形類。長野県古生物学博物館所蔵。全長約20メートル〜30メートルで、今回の展示ではパタゴティタンに主役を持っていかれていますが、こちらもかなりの迫力。


アマルガサウルス
前期白亜紀の竜脚形類で、首から腰にかけて神経棘が長く伸びています。



フクイティタン(ロボット)

フクイティタン

ディプロドクス(左)・カマラサウルス(右)の頭骨

カマラサウルス
後期ジュラ紀の竜脚形類で、子どもから大人まで様々な成長段階の化石が発見されています。

エウヘロプス
前期白亜紀の竜脚形類。

チンタオサウルス

クライトンペルタ
後期白亜紀の鎧竜類。

ガリミムス



ブラキロフォサウルス
後期白亜紀の鳥脚類で、ミイラ化した後に化石になったため、皮膚の痕跡で覆われています。アメリカのモンタナ州で産出されたもので、実物は福井県立恐竜博物館で展示さています。

ブラキロフォサウルス
後期白亜紀の鳥脚類で、尾の先にコブが無い、ノドサウルス科の一種。実物は福井県立恐竜博物館で展示さています。

プウィアンゴサウルス
前期白亜紀の竜脚形類で、タイの東北部で数多くの化石が発見されています。

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