大哺乳類展〜陸のなかまたち〜へ行きました

○2010年3月13日〜6月13日に国立科学博物館で開催


 実は体調が優れていないにも関わらず大哺乳類展に行ってみました。同行者は裏辺研究所の管理人、裏辺金好所長とグロッグフロッグ所員。大哺乳類展は正直、地味なテーマと思っていたのですが、「オオカミ王ロボ」で有名なシートンも扱うと聞いてもんで興味が沸いた次第です。



 で、入ってみたら意外にも、普通の展示がおもしろい。
 考えてみれば哺乳類は、人類始まって以来常に(獲物としてにしろ)研究してきたものです。お話のネタにつきはしないはずなんですよね。時代が新しいだけ化石が残りやすく、絶滅哺乳類の研究もあんまりピックアップされないけど進んでいるはず。困ったことに、恐竜よりもクローズアップされないもんでイマイチぴんとこない分野に思えますけど。食肉類(猫とか犬の仲間)が発達する前は別の肉食動物がいたって知ってました?



 ほかにも、哺乳類に関する様々なことがピックアップされていました。毛皮に触れたりなんだり盛りだくさん。結構盛りだくさんな展示です。象の鼻の液漬け標本は少々不気味でしたが。あとイノシシの毛ってすごくかたいんですね・・・。


 もともとのお目当てだったシートンに関する展示ですが、思ったより少なめでした。

 ただ彼の研究についてつらつらと書かれていまして、中でもリスのくるみ割りはちゃんと筋目に沿って果肉をちゃんと出しているんだというのが個人的には新鮮でした。こういう動物の細かい行動を初めて記録したんでしょうか?実に頭が下がる思いです。クマの行動半径について調べていたり、今の生態学の先駆者みたいな存在だったみたいに書かれていますね。


 またこの展示会についてはつらつら書いてみようと思います。


棒