動物ってどう数えるのさ
馬藤です。ちょっと違う話題を・・・・。
クロマグロ、絶滅危惧種になりませんでしたね(笑)
ワイドショーをぱっと見た感じ、
「とりあえず危なそうだから規制しとこうぜ」V.S.「でも寿司食いたい」
という話ばかり。これを聞く限りどっちもどっちとしか言いようがありません。
実際には、
「クロマグロの推定個体数が確かに減っている」
「漁獲量制限守られないのでしびれ切らして絶滅危惧種にしようとしたらしい」
「モナコの提案は、EU内では自由に取引できるらしい」
とか、色々あるらしいです。ネットで軽く見ただけなので、信頼できる情報ではないですが・・・。
前置きが長くなりました。
「でも・・・クロマグロの数ってどうやって数えてたのさ・・・!」
というのが今回のお話。動かない木ならともかく、未だに「いるかいないかわからない」噂の動物(ニホンオオカミとか)なんてのもいるのにどーやって動物を数えるの!?大体、マグロなんて海の底の動物をどうやってと言うことです。
うろ覚えですが、以下の方法があります。
「ヘリコプター・飛行機」
・空から撮影し、必死こいて全部数える。確実だが、当然ジャングルの下に通用するわけもありません。
「マーカーをつけて離してあとで数える」
・適度に分散したところで捕獲。捕獲した全個体は、その中に入っていたマーカーつきの個体の何倍でしょう?それを調べれば、マーカーをつけた全個体数×その数値を掛ければオッケー。マーカーついている奴が、固まって移動しないことを祈りましょう。
「巣の数。縄張りの数」
・縄張りがあること前提。あと、縄張りのある放浪雄をど―すっぺ。
「捕獲量」
・全個体数はわかんないけど、とりあえず多い少ないはわかる。ここら辺からさらに適当な数え方に。傾向だけわかります。クロマグロのデータはこれらしい。別に推定個体数もあるけど、それはどのデータなんだろうか?
「目撃数」
・歩いて目撃した数が多いか少ないか。あるいは特定のところをにらんで目撃した数。傾向をちゃんととれるようにルートや、範囲はちゃんと指定する。
他にも(重要なのが)あるかもしれませんが、とりあえずこんだけ紹介。動物の数の管理は結構アバウトで、いろんな資料を見ると「優勢」「少ない」とか書かれていたり、「(ある特定の)地方で○○頭」とか・・・。世の中、わかっていないことだらけだなーと思います。
(執筆:馬藤永徳)