ちょっとマイナーな恐竜絶滅説
恐竜絶滅説は語り尽くされたかのような観が今ではしていますが、まだまだいろいろと論議されています。まあ、隕石がかかわったのは確実なようです。しかしこの分野、隕石衝突説には決まったわけではなく、わいわいやっているのが面白いところ。隕石よりも火山が原因だあー!なんてのも有力だったりします。そんな数ある恐竜絶滅説の古今東西からちょっとマイナーなものを選んでみました。まったくためにならん。ふふふふふ・・・・。
ちなみに上からしっかりしてそうなものです。一番下はトンデモ仮説・・・
これは、マイナーではないかも。恐竜が鳥のように「わたり」をしたという考えにそっている説です。三畳紀(恐竜の生きた中生代という時代の初め)には超大陸パンゲアを形成していた大陸群も、その後くっついたり離れたりし始めました(基本的には離れていきました)。
恐竜の(?)時代も終わりにちかづいたとき、強力な伝染病が世界のどこかでおこり、大陸同士に連絡路ができたとき、それが”わたり”によってまたたくまに世界中にひろがり、恐竜に大打撃をあたえたとする説です。もっとも、ウイルスって宿主を殺すと自分も死ぬので、絶滅までいたらさせられないのではという話も。恐竜たちを弱らせはしたかもしれませんが、ちょっと疑問符。
下品な話でごめんなさい。恐竜絶滅説の中でも珍しいタイプ(?)の説です。なんと恐竜が便秘で絶滅したというのです。恐竜が当時大繁殖していた、ある、恐竜にとっては毒草であるものを恐竜がたべて、食中毒になってしまい全滅したという説です。(説は真面目に考えられ出されました。)・・・・・・・今でもこれを唱えている人はいるんでしょか・・・?
恐竜の繁栄した最後の時代、白亜紀には小さな哺乳類が力をつけはじめており、その哺乳類に卵を大量に食われて恐竜は死滅したとする説です。哺乳類って確かトロエドンを代表とする小型の肉食恐竜のえさだったはずでは?恐竜温血説以来、恐竜はのろまという考えはなくなったので、いまでは廃れています。
6500万年前、突如地球から20光年の距離のところで超新星爆発がおこり地球に大量の
ニュートリノ(質量が0に近く、地球10個を簡単に貫通する物質で、太陽からもでています。)が降り注ぎます。そのニュートリノの一部が、さまざまな生物の細胞の核をこわしてしまいガンをおこし恐竜等が絶滅したとする説です。って、地球なら10個遠慮なく通り抜けちゃうようなものが、ワニにはヒットしないで恐竜の細胞核にヒットするなんて・・・・。いったいどんな集中のしかたしたんだ?第一、そんな近くで超新星爆発をしたら、地球そのもの死の惑星になってしまう・・・・・・等と、ブーイング発生。
(所長注:ニュートリノと言ったら、東大名誉教授の小柴さんがノーベル賞を取られたことはまだ覚えておいででしょうか? ニュートリノに質量があることを発見したもので、その質量は0に近いのであって、0というわけではない、と。)
正式名称わすれました。地球がコマのように北と南がひっくり返るそうな・・・。
2.では、恐竜から進化した鳥類は、なぜ生き延びたのか?
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恐竜の絶滅には様々な説があることをこれまで紹介しました。
他方、鳥類が恐竜から分化したものであろうことは、だいたい定説になってきましたが、では何故、
@ 恐竜と一緒に鳥類の先祖は絶滅しなかったのか。
A 現在の鳥類の中には、恐竜とは無関係に鳥類に進化したものは無いのか。
という