古地図:大日本早見道中記≪兵庫県≫
▲クリックすると近畿地方全体の拡大地図が見られます(11.9MB)
○解説
これまた意外と範囲の広い兵庫県。そして・・・神戸がありません。当時はまだ、小さい村だったんですね。代わりに県名の由来となった兵庫(現在の神戸市兵庫区)は、きちんと描かれています。また、温泉で有名な有馬(現、神戸市北区有野町)の地名も見えますね。
さて、尼崎は現在の尼崎市、西ノ宮は現在の西宮市、小野は現在の小野市、明石は現在の明石市、姫路は現在の姫路市、赤穂は現在の赤穂市、龍野は現在の「たつの市龍野町」。平成の大合併で、意味も無く市の名前だけ平仮名になってしまいました。
林田は現在の姫路市林田町、安志は現在の姫路市安富町安志、三日月は現在の佐用郡佐用町三日月、山崎は現在の宍粟(しそう)市山崎町(山崎藩は別名で宍粟藩とも呼ばれました。また宍粟市は2005年に山崎町などが合併して誕生)、豊岡は現在の豊岡市、出石(いずし)は現在の豊岡市出石町です。
それから淡路島、須本は現在の洲本市です。