新潟県の旧街道と宿場町名など


○解説

 細長い新潟県ですが、古地図で全体を表示するとこのようなことに。これでは全く地名が読めませんので、3分割しましょう。


 ぱっと目に入ってくるのが高田の文字。1971年に直江津市と高田市の合併により上越市となって、今や高田城跡の南に南高田町、大字高田新田という地名が残るのみ。ただし、未だに上越市と言っても全国的には「どこ?」状態で、JRの駅名に「直江津」「高田」と残っていることもあり、旧自治体名の方が通用します。

 糸魚川は現在の糸魚川市、柏崎は現在の柏崎市、椎谷は現在の柏崎市椎谷です。
 三条は三条市、長岡は・・・言うまでもありませんね(笑)。あと、右上に「弥彦」の文字が見えます。いづも崎は、現在の出雲崎町のことです。寺泊は長岡市寺泊、弥彦は弥彦村です。


 左から、与板は現在の長岡市与板町。ちなみに与板藩は彦根藩井伊家の一族が藩主を務めており、幕末の藩主は井伊直弼の四男である井伊直安が養子として継いでいました。また、村松は現在の長岡市村松町、三日市は現在の新発田市三日市町、中条は現在の胎内市中条、黒川は現在の胎内市黒川です。

 北に目を転じて、にいがたは現在の新潟市。地図が折れ曲がっているところで不鮮明ですが、新発田(しばた)は現在の新発田市。村上は現在の村上市です。


 こちらは佐渡の様子などです。

棒